目的か?手段か?

学校にはさまざまな行事があります。遠足、児童会選挙、避難訓練、、、
それぞれの行事が何のために行われているのか、何を目的としているのか。
それを行事が意識しておかないと、行事は形骸化したものとなってしまいます。

遠足や縦割り集会など、思い出作りが中心になる行事は思いっきり楽しむことが最重要だと考えています。
ただ、活動として取り組む行事ではその目的をはっきりさせる必要があります。
例えば、避難訓練。何を想定して、どんな対応が適切なのか。そのためには、教師は何を意識し、何を見て、子供をどう動かすのがいいのか。一つ一つを目的と照らし合わせて考える必要があります。
学校の行事というのは、前年度踏襲形のものがたくさんあります。それを否定するつもりはありません。
目的に沿っていれば、です。
ただ、列に並んでグランドに出ればいい。
去年もそうだったから、ここを通ればいい。
では、それは手段です。
その上のなぜそうするのか、という目的を見なければ、本質は見えてきません。

授業でも同じです。
楽しい授業がしたい。カードを使ってゲーム化しよう。ここでいうゲーム化は手段の一つです。
その授業の目的は何か。それを自分自身問い続けないと、カードを引く楽しい授業でとまってしまいます。
目的はゲームをすることでその本質に迫ることです。

目的は何か。行事でも授業でも自分自身に問い続ける必要があります。