横紋筋融解症
大概の方は知らないであろう変な病気。
聞いた事がある人も若干名いるのかも知れないが、どんな病気なのかまでは知らないと思われる。
私は冠攣縮性狭心症と言う心臓の病気で、普通よく聞く狭心症とはちょっとだけ違う。
普通は生活習慣の乱れや、不規則な食生活などで血液がドロドロになり、血管の中にプラークと言うコレステロールや血栓が詰まって、血液の通りが悪くなり、十分な酸素が運ばれない為に苦しくなるのだが、冠攣縮性狭心症の場合は、何らかの原因で血管が痙攣したり引きつったりして、血管が細くなってしまう病気である。
この場合、普通の狭心症のように血液サラサラの薬や、コレステロールを下げる薬で日頃から治療していることを前提として、発作が出たときに、ニトロを舌下で溶かして吸収させて血管を広げて発作を鎮める。
だが、血管の痙攣の場合は、いくら血液がサラサラでも、いくらコレステロールを下げていても、血管自体が勝手に細くなってしまい血液の流れを止めてしまう。(完全に止まると心筋梗塞となる)
ちょっと厄介なのだが、私は軽い方なので普通の狭心症とほぼ同じ治療を行なっている。
はい、ここからが本題です。
横紋筋融解症には、普通の狭心症も冠攣縮性狭心症も区別なく、どちらでも罹患する可能性があるのだ。
犯人はコレステロールを下げる薬。カルシウム拮抗薬と呼ばれる薬なのだが、非常に優秀で我々不摂生軍団にとっては、正に救世主級の存在なのである😀
だが、この薬には恐ろしい隠し技があるのだ。
人間身体全体の筋肉の約90%が横紋筋と言う筋肉で、実は心臓を動かす大切な筋肉も含まれる。
その横紋筋の筋肉細胞を溶かしてしまう病気なのだ😱😱😱
これどぉよ😱おっかないよな😱
症状は筋肉痛、脱力などが初期症状なのだが、軽度の場合は問題の薬を中止すれば数ヶ月で治癒可能である。
これが重い場合は、普通に生活するのもままならない状態に陥るのだ。
そして一番恐ろしいのは、溶けた筋肉細胞から血中に放出されるミオグロビン。
ミオグロビン尿と呼ばれるのだが、尿が赤茶色になる。舶来モノの芳醇な紅茶と見紛うほどである。
そのミオグロビンや色んなモノが血中に放出され、それらは血液と一緒に腎臓で濾過するワケだが、この色んなモノは大きくて腎臓では濾過出来ない状態が発生して、腎不全を起こして、最悪の場合は死に至る。その確率は決して低くないのだ。
私は線維筋痛症と言う難病を患っているのだが、これは全身に耐え難い痛みが発生する病気で、この痛みが24時間365日つづくのである。何故痛いのか、痛む原因は分からなくて、血液検査でも異常は見当たらない。
その痛みは壮絶で、末期ガンや陣痛の痛みを凌駕すると言われている。
この病気は医師の60%ガ知らないらしい。海外では100年も前から治療されている病気なのだ。日本アカンで😤
そして驚くことに日本では既に200万人の人々が苦しんでいる。
この病気では死に至ることはない。しかし、痛みに耐えきれず死んだほうがマシと言われている。
問題は、自殺者が多いのである。元祖アイドル女子アナで人気のあった大杉君枝さんは、幼い子を残し、マンションから飛び降りてしまった。
私は、13年かけて線維筋痛症を寛解まで持ってきて、あとは悪化しないように治療を続ける状態であったのに、気づけば横紋筋融解症でまたもや激痛に耐えているのだ。
呪われてるやん😅
まぁ、おこないは決して良いとは言えないし、どうしたって苦しむようにセッティングされた人生を歩まねばならない、徳の無い人間なのだ。
取り敢えず、腎不全を起こさぬよう、頑張っているが、どうなるかは分からない。
憎まれっ子世に憚る、とはよく言われているが、私はどーなるんだろーね😅
まぁ、そんなこんなで(どんなこんな❓)
横紋筋融解症のお話しでした。
長々と失礼致しましたm(_ _)m
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