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素直になれば、いいんだ~ドラマ『リコカツ』を観て

最近、手あたり次第いろんなドラマや映画を見てる。
こんなことは、自分にはめずらしい。


いつも、時間があくと
「なにか今のうちにしておくことはないのか?」
「ぼやぼやしてないで、なにか結果出ることしなよ!」
「まわりはあんなにキラキラしてる。あんただけだよ、そんなかったるそうにして、すぐ休もうとしたがってるのは。」

そんな声が自分の中から聞こえてきて
ちっともゆっくりなんてしてられなかった。


たとえ体はごろごろしてたって、頭が休まらない。


私はその声の主を、「自分の中にいつの間にか育て上げてしまったパワハラ・モラハラ上司」と設定することにした。常に厳しい目で自分の思考や行動を監視し、他人と比べ、成果や結果が出ることを求め、けつを叩きまくってくる。


そんなヤツが24時間365日ずっとずっとそばにいると想像してみてほしい。


・・・どんな気持ち??



私は・・・
年齢を重ねるにつれ、そいつの命令を聞くのがしんどくなってきた。


そして、生き方の転換期へ。



今までソイツがいるのが当たり前だった暮らしを、やめると決めた去年の11月。瞑想をはじめた。じっとするなんて、自分にはできないと思っていることの最たるものだったから、まさか瞑想する日がくるなんてねぇ!と、自分でも驚く。


瞑想で、ゼロポイント(リラックス状態。テンションが上がってるわけでも下がってるわけでもない状態。)にいることに、少しずつ少しずつ慣れて感覚がつかめてくるにつれ、自分が変化していった。

今までは、自分のなかから聞こえるアイツの声にしたがって、頭の中が常にせわしなく、焦って行動したり、予定ややることリストを詰め込むのが基本だったのに、アイツの声をただただ冷静に眺めることができるようになった。そして、その声に従って焦ったり不安になったり「こんな自分じゃだめだ」と自分を責めていることに、瞬間瞬間気づけるようになっていった。


そうやって、違和感を感じたら、瞑想して落ち着く。
これをひたすら繰り返した。



今はもう、ごろごろダラダラしていても、罪悪感や焦りはほとんど感じない。
深夜3時になろうとも、ドラマや映画は観たいだけ観る。
「明日に響くから・・・」とかいう理由で我慢させない。



今まで、アイツの存在があったせいで、「自分がやりたいことよりも、人や社会の役に立つこと優先」でいろんなガマンを強いてきた分、今は思いっきり自分の「これしたい、あれやりたい」を叶えてあげているところ。



で、本題。
ドラマ『リコカツ』を見て・・・


結婚してすぐ、「こんなはずじゃなかった」と離婚を決めた2人。
お互いの「結婚とはこういうもの」と抱いていたイメージが違っていたり、ちょっとしんどくてもそれを言えず、相手に合わせて暮らすうちにとうとう我慢ならなくなったりで・・・


だけど、離婚を決めて以降の猶予期間中に、お互いのいいところが垣間見えちゃったり、相手が自分を思ってくれている気持ちが伝わってきたりして、グラついて・・・


本当は、やり直したいと思っている。だけどお互いに、「もう離婚するって決めたのだから。」と素直になれない。



私は割と素直な方だと自分では思ってきた。
いや、素直になれるところは素直だけど、よーくよく自分の中を見ていくと、かなり捻くれて拗ねまくってねじれている部分もあって・・・


どうしてそうなったのか。
絡まってしまったネックレスのチェーンを根気強く解くように、1つ1つ丁寧に自分の気持ちと向き合ってみると・・・

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自分の心の裏の裏を、今までの人生の懺悔などを含めてオープンにしたくて書いてます。無料で誰にでも公開するには躊躇する内容なので、有料記事にしています。心から興味を持ってくださった方だけに届けるエッセイを書いていきます。サポートしていただけたら嬉しいです🍀