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タオルつぶしで何をする?

私は現在、ヒザをケガしています。前十字靭帯というのが切れちゃったのですが、これは放っておけば自然に治るというものではなく、放置するならおとなしく過ごす、ガンガン動きたかったら再建手術が必要、というもの。
いずれを選ぶにせよ、切れるには色々原因があって、私の場合は少し高いところからの着地の際に起きたアクシデントなのですが、理学療法士さんとリハビリをやっているうち、そもそもヒザの内側から内腿に伸びている筋肉がえらい弱いことがわかりました。そして、そこが弱いからついついヒザが内側にねじれやすいんだそうです。つまり、元からヒザの内側に脆弱性を抱えた状態で着地をしたとき、ねじれた状態でヒザのそこの部分に衝撃が集中しちゃって、結果靭帯が切れた、そんな感じです。

で、ヒザを日常生活に支障ないように整えるためには、もうそこの弱々しい筋肉を育てていくことが何より大事、ということで、日々「タオルつぶし」というリハビリエクササイズをしています。

ヒザの裏側に丸めたタオルを置いて、それをヒザでつぶす、という、名前そのまんまのエクササイズなんですが、これが……とんでもなくおもしろくない。モチベが上がる要素が全くありません。

それなのに難しい。
長年、内側の筋肉をあまり使わず、外側の筋肉でうまく補う、ということを無意識のうちにしてきているみたいで、どうやっても外側の筋肉が働いてしまい、内側の筋肉が「いますか~?」という程度しか動いていない。自分でやってて、全然うまくいきません。

これ、今後何か月もやっていかないとならない。先日リハビリの際に、思わず理学療法士さんにこぼしてしまいました。
「モチベあがらないエクササイズですよね・・」

やさしいかたなので苦笑して、やさしくはげましてくれましたが、なんだろう、この達成感のなさ・・。ひたすらタオルをつぶす。タオルはふわふわっと数秒でもとに戻る。それをまたつぶす。筋肉が育っている感覚もないまま、ミクロ単位でタオルはヘタっているのでしょう。なんかタオル的にも、そんな用途のために生まれたんじゃない!って感じしません?
スクワットはやりがいあります。やればやるほどできる回数が増える。負荷も感じる。片足立ちも良い。やればやるほど安定感が増し、立っていられる秒数も伸びる。水泳も良い。やればやるほど歩けたり泳げたりする距離が増える。でも、タオルつぶしには、そういうささやかな達成感、進歩感がないのです。絶望的につまらない。

でも、それでくじける私ではない!ということで考えました、タオルつぶしエンターテインメント。あるいは、やりがいのあるタオルつぶし(的なこと)。タオル(的な何か)をつぶして何かを達成する。それがしたい!

案1:つぶつぶした内容物をまんべんなく「混ぜる」!
違う色のつぶつぶ、あるいはこなこなを混ぜるのに、ヒザ裏を使えるような気がします。赤のぷにぷにボールと黄色のぷにぷにボールをまんべんなく混ぜてオレンジなミックスにしたい、とか。でも、そんな場面、ないか……

案2:料理の「混ぜる」工程を代行する
ポリ袋(あるいはジップロック)に入れてもみもみするだけレシピがこの世にたくさんあります。なので、それをヒザ裏でやる。クッキーくらいつくれないかな。今度やってみようと思います。

案3:エコなアイロン
きれーいに洗濯物を折りたたんで、(なんならタオルに挟んで)きれいに丸めてヒザ裏でおしおししたら、アイロン効果があったりするのでは・・?
一回実験してみようと思います。

そんなことよりも、つぶす角度が大事なんだよ! という理学療法士さんの声が聞こえてきそうですが……


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