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グッドワイフ season2

第10話
薬局で私的な用途のため処方薬を買おうとした若者ジョナサン・マーフィーとガールフレンドのアレックス・シマンスキーが逮捕された。二人は付き合い初めて半年だという。ジョナサンの父親が事務所の顧客であることから、アリシアが弁護に向かう。保護観察で終わる事案だが、検事局は売人の確認が必要との事。やって来たイーライは、昨夜起きた薬剤師射殺事件の犯人を追っており、二人が犯人を見ていないか確認したいという。だがそれらはイーライの罠であり、実際は彼ら二人は薬剤師殺しの容疑者だった。犯人の目撃証言もアリバイもすべて嘘だったのだ。二人は面会を禁じられ、別々の部屋へ。銃を撃ったのは、二人のどちらなのか。検察は別々にした二人に裏切りを促し、先に相手を売った者を「強盗罪」(初犯なら8ヶ月)、残った者を強盗殺人(25年)とする取引をもちかける。ジョナサンとアレックス、それぞれにアリシアたち事務所の弁護士が付き、「裏切り」による駆け引きを防ごうとするが、イーライの巧妙なやり口で、それも崩れる。二人が殺人に関係しているのは、間違いない。だが、「愛」によりかばい合う二人は、それぞれに口を閉ざす。その結末は……。オーウェンが来たり、ウィルのクソどうでもいい話にけっこうな分量が割かれてしまっているが、「愛」か「懲役25年」かの事務所総掛かりによる死闘と虚しさ。最後までテーマが緩むことなく貫かれる。9話に続いてすごいわ。

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