『シェイプオブウォーター』

アカデミー賞をとった映画。
白人が?投票して決める映画で、
このようなファンタジーが、ノミネートするのは稀有なことらしい。
多分そんなことを、寄田さんは言ってた。

耳は聞こえるけど話せない中年女性。
研究所に連れてこられた魚人。
このふたりの愛の物語。

印象的だったのは、
魚人が殺されてしまうと知り、
逃がそうと友人を説得するシーン。

セリフは正確には覚えてないけど、
「そいつは人間じゃない」と
友人に言われた時の反論。

「私は話せない、彼も話せない。
、、、おなじ。
彼は私のありのままを見てくれた。
彼を見殺しにすれば、
私たちも人間じゃない」
と懸命に伝えるシーン。

人間とモンスターという括りではなく、
話せる話せないという括りだった。

周囲の人間たちが考える括り方と、
彼女が思う括り方は違っていた。

トランスモンスター。
モンスターを超えて、生物の愛情。

愛。
気を引きたくなるもの。
どうしても惹かれるもの。
心から優しくしたくなるもの。
気がかりで放って置けないもの。
あなたのためなら危険も構わないもの。
あなたがいないと、
生きている意味のないもの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?