『バンクーバーの朝日』

バンクーバーといえば、
のどかでほのぼのした町。
一度も行ったことはないけど、
よく名前を耳にする都市だから、
メジャーで日本人が訪れやすい
カナダの主要都市、
だという認識をもっている。

でも、真珠湾攻撃が起きる前の1940年頃。そこは、日本人が夢を求めて向かった土地だった。

夢と現実は甚だしく遠く、
そこは差別が常識の世界だった。

希望を見出せないまま、
1日をこなす日本人たち。
カナダを好きになろうと思う人も、
馴染めずに貫く人も、
混沌とした中で生きる激動の時代。

激動は、過ぎてから言えることで、
今だって激動の時代なんだろうけど、
運命がまわりに縛られていた
あの頃は、やっぱり今より激動だ。

そんな中で、
ひととひとのつながりを見つけ出す野球。この映画を見て、はじめて、社会人野球ていいもんだなと思った。

企業野球は、飼われている感じが、
どうにもすきになれなかったけど、
逆なんだ。

野球が素晴らしい、
スポーツでしか生み出せない感動がある。それをなくさないように、きっと、スポンサーがついた。

それがはじまりじゃないかな。

野球っていいもんだな。

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