「サマーウォーズ」
夏休みの闘い。
時かけみたいなイメージでいたら違った。
未来の世界と過去の風景が
どっちもある映画なのね。
失ってしまった尊い風景や縁の存在価値を、作ってしまった気持ちが通わないコミュニケーションの不具合を通して伝えているよう。
「お願い、彼氏のふりして!」とか、
大勢で食卓を囲むとか、
いとこの子供が邪魔してくるとか、
ひと昔前の、わたしでいうと20年くらい前の当たり前だったものが、あった。
一方で、オズというシステムで全てがつながり、仮想世界で楽に付き合える近未来のネットワークがある。
便利な一方で、バグったときの混乱は現実世界に大打撃を与える。
それを乗り越えたのは、
人のつながりで、
積み重ねた信頼で、
根底でつながってる家族愛で、
思いやる優しさで、
逃げない強さで、
バグを乗り越えていった。
サマーウォーズを一言で言うと、
温故知新。
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