見出し画像

2023/08/06帰国する際の雑感


※2ヶ月以上前に書いたものをアップします。

あと4時間くらいで成田に到着する。飛行機の中では狭いスペースで足を曲げるということをしていて、それ自体に負担がかかるため、他のことは何もやりたくならないのかもしれない。11ヶ月ほどニュージーランドに滞在していた。東京では荷物が積み上がっているのだろうが、その全貌を思い出せないし、東京の暑さの感覚も想像がつかないから(まるでSFみたい)、人間の忘れる力はすごいと思う。
モノは増えてるし、物欲は決して減らないことはわかったけど、お気に入りのものや少ないモノに囲まれてそれらを毎日使って暮らす生活に慣れた気がする。人は一日に(一生に)できることは非常に限られている(少ない)。だから使ってあげられないものは手放したい、と心の底から思った。本も読まないし。帰ったら断捨離すすめられるかな。
もしNZにまたくるなら、非常に身軽な格好で来たい、と考えている。
Milley lies low は去年の11月くらいにAucklandの映画館で観た。帰りの飛行機で観られるようだったので観てみた。もちろんことば全部はわからないし、2回目だから内容をかなり把握しているというのはあると思うが、1回目より英語がかなり聞き取れるようになっている気がした。同じ映画を何回もみる、とかは勉強によさそうだな。

→着いてみて
思ったより冬から夏へのトリップ感は小さい。ニュージーランドが寒すぎず暑すぎずハッキリしない気候だからかもしれない。とはいえ、出発の朝までコートを着ていたのに。
スーツケース二個、大ボストンバッグ一個、重リュックサック、重レコード入りバッグ、ウェストバッグという格好で相当重く、大きかったが、途中4グループほどの日本人たちが助けてくれ(運ぶのを手伝ってくれ)、日本人も捨てたもんじゃないなあ、と思った。しかし、想像するに、語学学校で私をいじめていた人も、ここで会っただけなら私を助けてくれるのではないか、なんて思ってしまったけど。
安さで、成田空港から東京駅までは成田エクスプレスをやめてローコストバスにした。1300円。(受託荷物は2個までだがもう引換券を発行してしまっていたので3個まで特別にOKしてくれた。)私はドバイから来たインド出身の若い女性(頭に頭巾をかぶっている)の横に座った。郡山に行くという。少しだけ英語で会話したが疲れていた&相手も望んでいるかわからなかったから、多くは話さなかった。高速を走っている途中で、右手に花火がみえた。東京駅からが荷物の運搬が大変だった。視覚障害者のための黄色いぼこぼこが荷物のためにはことごとく障害になるのだった。便利な吉祥寺成田空港間のバスは休止中、新宿と結ぶバスもないようだ。電車内でマスクをしている人は3割くらいである。三鷹駅で、目の前に座っていたヤンキー一家みたいな人たちが手伝ってくれ、ヤンキーっぽいから話し合わなそうと偏見を抱いたことを少し反省した。子供が、私の顔を見て、汗ビッショビショだね〜と言った。子供の父親は、芸人さんなの?と言った。確かに、たんぽぽの白鳥的な風貌とジャージっぽい格好をしていた。
帰宅し、母が思ったより元気そうで少し安心した。(元気ではないけど、ちゃんと生きている、死にそうではない。父のほうが腰など心配である。)母と、大草原(同名ドラマに出てくるハグの模倣)。汗がすごくて軽くにしたけど。兄一家は初めての海外旅行でジャカルタに行くという。facebookメッセンジャーでたまに話していることもあり、久しぶりという感じがしないのであった。夜、好きな劇団の作家(鎌田順也さん)の訃報を知りショックを受けた。38歳。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?