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vol.3 麦蒔きに向けて

 今年も和棉4色の収穫が終わりました。
白・ミルクティーベージュ・赤茶・緑
どれも可愛らしく、フワフワ。
昔は、この先の寒い冬を迎える準備には欠かせないアイテムだったのでろうと、棉を触りながら、ストーブにヤカン、そして糸紡ぎを妄想しながら鍬を振るう。

草取りと耕し作業中

畑は、これから来る「麦蒔き」に向けて、整備が進みます。
先の棉を収穫するまでに、しっかりと根を張った和棉。
綿花自体は繊細ですが、じつは木のようにしっかりとした幹が逞しいのです。収穫は、棉のみ取り外すものと、フラワーアレンジメント用に作家さんにお渡しするための、幹から収穫する2種。枝についた和棉は、これからのクリスマスシーズンには欠かせない、優しい素材なのです。

ブーケアレンジ用の収穫は枝ごと。まだ実のうちに収穫することで、
作品にしたときに、綿花がハゼていく様子も見ることができるのです。
今年の綿花で作成したミニブーケ

もう少し先の麦蒔きまで、棉で固くなった土をフワフワに戻し、土をお休みさせて、麦たちに快適なお部屋を用意できるように、土作りのお仕事が続きます。

民藝麦わらの店 晨  3代目 

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