布団がべとつきすぎるので  詩集「今日の小鉢」より NO.02

布団がべとつきすぎるので
僕は嫌な気持ちになった

布団がべとつきすぎるので
僕はできるだけ窓をあけて部屋を換気することにした

布団がべとつきすぎるので
僕はあまり眠れず起き上がった

布団がべとつきすぎるので
何にもやる気が起きなくなった

布団がべとつきすぎるので
眠ってしまうことにした

布団がべとつきすぎるので
どうにかこうにか寝てしまった

そして
起きたら僕は
こう思うだろう

ああ
布団が汗でべとついてるなぁと


ありがとうございます。