風とベンチ (歌詞)

春の風通り過ぎてく 5月の昼下がり
公園のベンチに座って 特に何もしてない

悲しい出来事はあるけど 僕は別に普通だ
寄りかかる歌も詩もなくて ただベンチがあるだけ

言葉にすればふわり消えてく 少年達がかけっこしてる

頭の中にある世界が僕らのすべてならば
ほどよく次の風が吹いたら それが合図じゃないか

いつの間にか日は暮れて 公園には誰もいない
どこからかカレーの匂いと テレビの音がしてる

塞ぎ込んだ少年の悲しさを 夜がまたつつむ
寄りかかる信念もなくて ただ風が吹くだけ

言葉にすればふわり消えてく 猫が通りを横切っていく

頭の中にある世界が僕らのすべてならば
雲の切れ間に月が見えたら それが合図じゃないか

見たこともない新しい町
聞いたこともないような話の中で
僕らそっと静かな夢を見ている

頭の中にある世界が僕らのすべてならば
ほどよく次の風が吹いたら それが合図じゃないか
それを合図にしてさ

ありがとうございます。