駅における求人誌の役割 詩集「今日の小鉢」より NO.12
最悪の場合を考えて
駅には
求人誌がなくてはならない
最善の方法をとるんであればそれだ
できる限りの詩
歌
エンターテイメント
なにもかも
それらを
置いてきぼりにするスピードで
コトが運んだ場合
もし
そのようなことが
実際に起こった場合にも
求人誌が駅にひとつあるだけで救われる
多くの人がそこに
映画を見
小説を感じ
音楽を聴き
詩を読むことができる
つまるところ
求人誌というのは
究極のエンターテイナーであり
人生というのは
世界を相手取った
ライブである
ありがとうございます。