プロとしてのesportsとの向き合い方
はじめまして、HANAGUMI運営のMugiです。
最近、色んな方とお話する機会があって、esports界全体の事でタイトルによって広まり方が異なるので、考えるにあたって基本的な所を抑えようと思いました。
自分はesports業界の偉い人でも無ければ、20年間見てきた訳じゃないので素人の戯言だとは思いますけど、読んで頂けると嬉しいです。
クレープ屋さんの話
例というか、少しesportsとは離れた話をしますね。
ここに1つ大きな食材があるとします。
皆さんが考えるもの何でもいいですが....
ここではクレープにしましょう。たまに食べると美味しいやつですね。
クレープの専門店があって、とってもクレープを作るのが上手な職人さんが居て、お客さんもいます。
クレープを食べたい人だったり、お店の前を通ってたまたま目についた人だったりがクレープを買って、味によって満足したりしなかったり。
この場合とても上手な職人さんなので、繁盛しているとしましょうか。
習慣的に来てくれる人が居て、
新規のお客さんも満足してくれて「また来よう」と思う人もいますね。
また、ある場合はメディアで取り上げられたり、広告媒体として利用できる程にいいお店だと思ってくれる事もあるかもしれませんね。
人が来るなら、という事で「ウチのプリンも置いてくれないか」とプリンの業者が営業してくるかもしれませんね。
そこまで行くと、お店のオーナーは色々な事を考えますね。
お店の為に何をするのが良いのか。職人は一人で足りるのか。
お金周りは余裕そうか。もしかしたら繁盛して調子に乗っちゃうオーナーも居るかもしれませんね。
逆に全く流行っていないお店もありますね。
職人さんが自分で修行する事を促したり、違う人に替えたり、
最悪の場合はお店を閉める他ありませんね。
まぁ別にクレープの話はどうでも良くて。
運営とプレイヤーがやるべき事
これはesports界でも同じなんですよね。当たり前ですけど。
お店のオーナー ⇒ esportsチーム運営
職人 ⇒ プレイヤー
お客さん ⇒ ファン、視聴者
食材、料理名 ⇒ 部門(ゲームタイトル)
こんな感じですかね。
これで置き換えると、食材の提供者がゲームタイトルのメーカーの会社って事になりますね。
全部置き換えてクレープのとこ見たら「あぁ~」ってなりませんかね?
勿論、流行ってのがあるので、当たり前ですけど食材にも流行り廃りがあるんです。ひと昔前のタピオカみたいな(今ではあまり....)
というか、今のAPEXは昔のタピオカみたいな感じ、ありますね。
廃るとは言ってませんよ。
マイナーな食材を取り扱うお店でも、売り方や、調理の工夫で上手くやろうとしてますよね。
それが企画だったり大会だったり、コミュニティみたいなもんだろうなと思います。
職人同士で技術を伝えあったり、仲良くなったり、何店舗かでスタンプカードやってみたり。
お店の管理者も、職人もその食材をどう味わってもらうか、工夫しています。
要は、チームの運営も、プレイヤーも、そのゲームタイトルをどう見てもらうかという所は色々出来るわけですね。
自分がパクチー嫌いなので、パクチーを例に出しますけど、
パクチーが一瞬ドバッって流行ったじゃないですか。
でもあれ苦手な人結構居ると思うんですよね。
でも、まだ好きな人は居るし、流行った時に知った人も勿論居ます。
そのパクチーファンは未だに強く根付いている事だと思います。
あれは「パクチー流行らすぞ!すごい美味しいんだからな!」
って人が居たから流行ったんですよね。
何が言いたいか
情熱も無くて、行動に移さず、パクチーが好きな人がただパクチー食べてたら流行って無いと思います。
それと一緒で、プレイヤーもただゲームが好きで上手いだけだったら、プロsports選手ではなくて、それはただのゲーマーです。ただのパクチー好きです。
この業界、まだまだ未発達です。
選手達には自分が取り組んでいるタイトルを理解して、情熱を持ってプロをやって欲しいと思っています。
野球やサッカーのように上手くて強いだけで食っていける程、この業界はまだ成長していませんし、支えもありません。
流行ってるゲームなのか、流行るべきなのに流行らないゲームなのか。
何故流行っているのか、何故流行らないのか。
どうしたら続くか、どうしたら流行っていくのか。
答えに辿り着けずとも、考える事でプロとしての格は1つ上がる気がします。
偉そうに書いてきましたが、自分も運営側として、HANAGUMIに所属してくれている選手が取り扱うタイトルについてしっかり勉強して、彼等のプロ活動を支えていかねばと自戒の念を込めて終わりにしたいと思います。
長々と書いてきましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(クレープの件、要らんかったかもなぁ...)
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