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〖感想〗「未解決事件は終わらせないといけないから」

steamにて800円ほどで購入できる表題のゲーム、とても面白かったです。

プレイ時間は4時間程度でしたね。
ストーリーというか、内容の概要だけざっくりとは聞いていたけど、プレイ前に細部まで聞かなくてよかったなと思った。

以下ネタバレも含まれると思いますので、今後プレイ予定の方はブラウザバックしてください。ぜひとも前提知識なしでプレイしていただきたいゲームなので。





内容としては、とある未解決事件を担当した刑事の記憶をたどることでその事件の真相にたどり着くことが目的のゲーム。

この記憶をたどるというのがとても厄介で、思いのほか登場人物が多いにもかかわらず、思い出されるひとつひとつの記憶が「誰の証言」で「どの時系列なのか」がわからないんですよね。

途中にあるプチ推理パートのような部分は、考えて一発正解を狙いたいところではあるけれども、総当たりでクリックしまくるのもありな親切設計。


ゲームのジャンルとしては何になるんでしょう。パズルや推理なのかな。とある記事ではワードザッピングと書かれていたけど、だいぶしっくりきました。

一人称や語尾などの言葉遣いから、この人の発言かな~と予想していたにもかかわらず、そっからさらに登場人物が追加追加追加でいったんあきらめたりもしましたね。

ゲーム性についてはこのくらいにして、ストーリーについても言及しようかと思うのですが、、、

自分は夜中にイヤホンをつけて黙々とこのゲームをしていたせいか、かなり没入していたのもあり、途中でハッとした瞬間の心拍数の上がり方はすごかったです。
数日たって、ストーリーのことを考えると、まあ、よくあるといえばよくある内容ではある。
ではあるが、どの証言が誰のもので、どの時系列なのかを考える作業を進めることで、自然と物語の中に潜り込みやすい仕様になっているのではないかと感じた。


以下さらにネタバレです。



ずっと何かが噛み合ってないような違和感を抱えながら進めていく中で、この事件の中に、犀華という名前の女の子が二人いることに気が付いた時の衝撃と、そこからするするとピースがはまっていく感じ、気持ち良すぎました。

散々使い古された表現ですが、一本の小説を読み切った後かのような、プレイ後でした。

マルチエンディングも用意されており、「鍵」を使わないと選択できないほうがいわゆるトゥルーエンドになるんですかね。

このエンディングについても、プレイヤーごとに解釈が変わってきそうな感じがして、僕個人的には好きなものでした。

ただ、この余白がある感じというのかな、この感じは、人によっては「よくわからない」ともなりかねないね。

ちょっとこれ以上書くこと思いつかないからこのへんにしておきます。

まとめると、個人的には良いゲームでした。良い体験でした。

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