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【全文無料特別号】むぎのマガジン vol. 108ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー 「タロット占い有料サービスの始め方・集客のポイント」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。今回は年末特別号として、全文無料公開とをするとともに、いつもと少し趣向を変えて、「占いサービスの始め方」に焦点を絞ってお話しをします。

むぎのタロットマガジンでは、毎週1本ずつ、公開許諾をいただいているタロット占いの事例をじっくり解説した記事を掲載しています。

詳細は以下からご覧ください。毎月のバックナンバーも購読できます。



解説動画

「占い師として成功できますか?」と聞く前に

むぎのタロットの公開鑑定でも、とても多くの方から「占い師として成功しますか?占ってください」というご依頼をたくさんいただきます。
副業がさかんになってきた今でも、「占い」という不確かなもので収入を得ることができるのか、不安な方も多いのかな?と思います。

もしあなたが、「占い師として成功するのか?」と心配されているのであれば、逆に、
月にどれぐらいの収入を得ることを自分は成功だと考えているのだろう

と少し具体的に考えてみることが大切なのではないかと思います。

占い師としての自分をシュミレートしてみよう

月にどれぐらいの収入を得ることを自分は成功だと考えているのだろう」というのがあきらかになったら、次に
「それをどんな方法で達成するのが自分のライフスタイルにあっているのだろう?」と考えるのがいいのかなと思います。

(対面占いの場合には)交通費や、その他いろいろな経費もかかると思いますが、基本的には占い師としての利益は

1件あたりのお値段✖️1ヶ月にこなせる件数

で計算することができます。

つまり、めちゃくちゃざっくりいうと、1ヶ月にこれぐらい欲しいな、と決めたら、1件あたりいくらの占いを、月に何件するのか、を決めていくといいのかな?と思います。

例えば、オーディションなどで、どこかの企業の占い師として所属することになり、1件あたりの占いの値段が2000円と決まっているとすると、月に10万円稼ぐためには月に50件の占いをやることになります。


そしてさらに、あなたが週に2回勤務をするのであれば、1ヶ月を4週間とすると、月に8回の勤務となるので、1回の勤務で7名から8名のお客さんをとることができれば、目標を達成することができます。

でも仮に、あなたの1回あたりの勤務時間が3時間が限界だとすると、3時間で7名から8名のお客様をとろうと思ったら途切れなくお客さんがやってきたとしても、20分で1人はとらないといけないことになるので、ちょっと無理があるのかな?ということになってきます。

そうすると、1件あたりの値段をあげるか、毎月に入れる時間を増やしていかないと目標金額にはそもそも達成しない設計になっているのかな?ということがわかります。

件数が軸か、単価かが軸か。

売り上げは単価✖️件数で決まります。
目標金額を達成するために、どちらを軸に考えるかは、あなたの状況によって変わってきます。

例えば、先ほど取り上げたようにどこかの企業に所属して占いを行う、という場合には、単価は企業側が決めることになるのかな?と思うので、その単価を軸に、「1ヶ月あたり、何件以来をこなせば目標を達成できるか。そのためにはどれぐらいシフトに入る必要があるのか」を考える必要があります。

逆に、副業などで自分自身がココナラやストアカなどのサービスに登録して占いを出す場合には、単価は自分で自由に決められますが、占いに裂ける時間は限定されてきます。

例えば、週末の限られた時間のみ占いを実施することが可能で、月に20件ぐらいが限界、ということであれば、件数を軸に「20件で目標金額を達成するためには単価がいくらの占いサービスを目指す必要があるのか」を考えることになります。

具体化すれば見えてくる

個人の好みもあると思いますが、私は「占い師になりたい」と漠然と考えるよりも、「占いで月にこれぐらいお金がほしい!そのためにはこれぐらいやれば大丈夫!」と道しるべが見えたほうが安心して動けるなと感じます。

ここから「集客方法」や「サービスの作り方」についてお話しさせていただきますが、その前にまず、「自分自身の目的」をはっきりさせることで動きやすくなるのかな?と思います。まずは自分なりの目標達成のイメージを描いてみてください。

占いサービスを作って、収益化していくためのステップ

どのようにサービスを出すかによって取捨選択は必要ですが、
有料の占いのサービスを作って集客していくためには

① あなたに辿り着くための固有名詞を決める
② サービス作成のために必要な情報を確かめる
③ ターゲットを考える
④ サービスタイトル・説明・画像を作る


という4つのステップが必要になります

それぞれについて説明をしていきます。

ステップ1 あなたに辿り着くための固有名詞を決める

お客様があなたを見つけやすく・戻りやすくするために

占いサービスをはじめよう!と決めたら、まずはあなたが名乗るべき名前を決めましょう。
「当たり前じゃん!」と思うかもしれませんが、この時の名前作りをポイントを押さえておこなうかどうかで、この後の集客が全然変わってきます。

理由を説明する前に、そもそもお客様と占い師さんとの関わり方をちょっとまとめます。

お客さんが「タロット占いをやってほしいな」と思った時に、その場ですぐ「この占い師さんにやってもらおう!!」と決めることもあるかもしれませんが、「うーん、ちょっと気になるけど他の人も探してみようかな」とか、興味はもったものの、その場で決めないこともあるのかなと思います。

また、一度占ってもらった占い師さんに「もう一度占ってほしい!!」と思ったとしても、その占い師さんにもう一度たどり着くことが困難であれば、「また占って欲しい」という気持ちもいつか薄れてしまうかもしれません。

このように、占い師としてサービスを出すにあたり、継続的に集客していくためには「お客さんが簡単にあなたの情報をたどれるようにしておくこと」がとても大切になります。

では、お客さんがあなたの情報を辿れるようにするにはどうすればいいでしょうか?

お金をかけずに確実にできる方法としては、「インターネットで検索したらすぐにあなたに辿りつけるようにしておく」ことが私は手っ取り早いのかなと思います。

例えば、私は私が提供しているすべてのサービスにたどり着くための固有名詞として「むぎのタロット」を設定しています。

むぎのタロットで検索するとこのように、私が提供しているサービスがずらっと並びます。

お客様がもし、私に関する何らかのサービスや情報を得たい!と思ったら、とりあえず、「むぎのタロット」というキーワードを覚えておけばいい、ということになります。

そんな感じで、「あなただけの覚えやすくて、わかりやすい固有名詞」はあなたが継続して活動を続けていく上ではとても大切なものになります。

次に、「固有名詞・お名前」の付け方のポイントをまとめていきます。

お名前の付け方のポイント

お名前の付け方のポイントは
① 自分が愛着を持てて覚えやすいこと
② 覚えやすくて検索ですぐに見つけられること

の2つです。

まずは① 自分が愛着を持てて覚えやすいことが、何より大切です。
胸をはって楽しく名乗れる名前をつけるとそれだけで活動が楽しくなるのかな?と思います。

そしてそんな候補がいくつかきまったら、
その中で、「覚えやすくて検索ですぐにみつかるもの」で絞り込んでみてください。

例えば、私は占い師としての名前はyukiですが、そちらを検索キーワードとして押し出すことはありません。それは、yukiという名前があまりに一般的すぎる上に、有名人もたくさんいるからです。そんな感じで「他の検索対象と引っかかってしまったり、覚えにくい名前にしてしまう」と検索で探してもらうことが困難になります。

テレビでよく見る占い師さんたちも、お名前が覚えやすくて、検索したらその人しかでてこないような方が多いのではないでしょうか?

「この名前で行こう!」と思ったら試しに検索をしてみて、他の有名人や一般的な名前とかぶっていないか、あなただけを見つけてもらえる名前になっているかを確かめていただくといいのかなと思います。

ステップ2 サービス作成のために必要な情報を確かめる

あなたがこれから名乗っていく固有名詞がきまったら、次にサービス作成のために必要な情報を集めてください。

このステップは、ココナラやストアカなどで自力でサービスを出すことを考えている方のみ必要なステップとなります。

例えば占い会社のオーディションを受けて、企業所属の占い師さんになろう!とされている場合には、企業様のほうで宣伝やプロデュースなどをしてもらえるのかな?と思うのでこのステップは不要かもしれません。

自力で占いサービスを出すためには
・占いのタイトル(30文字ぐらい)
・サムネイル画像
・占いの詳細な説明(1000文字ぐらい)
などを登録する必要があります。

必要な情報はサービスによって異なります。自分が占いを出したい!と思っているサービスを調べて、必要な情報を確認してから、次のステップに進みましょう。

ステップ3 メインターゲットを考える

ターゲットは絞り込んだほうが、お客さんに恵まれる

どんな情報を用意すれば、占いサービスができるかがわかれば、次にあなたがメインとするターゲットを絞り込んでいきます。
これは、企業様を通じて占いを出そうと思っている方も、「自分の強み」や「自分の占い師としてのウリ」がまだ意識できていない方は、行ったほうがいいステップではないかと思います。

2023年現在、ネットで占いを受けることができるサービスはたくさんあります。「占いをやってみたい!」というお客様にとっては素敵な環境である一方で、サービスを提供する占い師さんとしては、何万人・何十万人もいるような「占い師志望」の人たちの中から自分を見つけてもらう必要がある供給過多な状況になっているのかなと思います。

・めちゃくちゃ占いの結果を出すのが早いです。
みたいなめちゃくちゃわかりやすい強みがあったり、
・すでに名前が知られていてお客さんがついてます
という状況でないのであれば、最初はターゲットを絞ったサービスを提供したほうが、集客がしやすいのではないかと思います。

例えば
・誰でも何でも占います!
というと、すべてのお客様をターゲットにしているので、集客しやすいと感じるかもしれません。
ですが、たくさんいる占い師さんの中で、その情報だけであなたが選ばれるには、「他の人にはNGが出るようなかなり訳アリのご相談」であったり「他の占いよりも圧倒的に安い」といった強みが求められてしまうかもしれません。

ですが、
・長い片思いをしている人を占います
というタイトルにすると、片思いをしている人からすると「私にぴったりなタイトルなんじゃないかな?」と感じられて「何でも占います!」よりもこちらの占いを選びたくなるのではないかな?と思います。

さらに、
・長い片思いをしている人占います。お相手の気持ちと仲良くなる方法、はっきりお伝えします
みたいな感じで提供できるサービスを詳しく説明すると、「片思いをしていて、何とかこの恋愛を実らせたい」と思っている人は相談したくなるのではないでしょうか?

そんな感じで、まだネームバリューや自分だけの強みが決まっていない段階では、「ターゲットが絞られていて、そのターゲットがやりたいことが提供できるとはっきり書かれているサービス」はそれだけで差別化された強みになります。

また、自分の得意分野に絞ったサービスが提供しやすくなるため、お客様の満足度も上がりやすくなります。

ターゲット設定のポイント

ターゲットの設定のポイントは
① どんな人をあなたは助けたいと思うか?シンパシーを感じるか?
② ①で設定した人はどんな助けを求めているか

という2点になります。
基本的には、あなたが「こんな人の力になりたい」と心から思うような人に向けてのサービスを作っていく、という発想でいいのかなと思います。
どのような年代・性別・悩みを抱えている人の力になりたいか、自分の心としっかり向き合うことで答えが出るのかなと思います。

また、ある程度占いの経験がある人なら「自分が占いやすいと感じる相談」に沿って考えてみてもいいのかなと思います。

そして「どんな人をターゲットにしたいのか」が決まったら、その人がどんな悩みを抱えてそうか、どんなことがタロットでサポートできるのかを考えてみてください。

そんな感じで「自分が得意・できると感じること」と「お客様がやって欲しいと感じること」が折り合うポイントを探していくことが大切です。

ステップ4 サービスタイトル・説明・画像を作る

ターゲットが決まったら、そのターゲットが選びたくなるようなサービスタイトルなどを考えていく作業に入ります。

サービスを提供する際にはいろいろな情報が必要になっていくとおもいますが、まず力を入れるべきは「サービスのタイトル」です。

これは、「あなたのサービスを一言であらわしたもの」になりますが、このタイトルがターゲットにしているお客様にとって魅力的なものでなければ、いくら他に魅力的な情報を書いていても、お客様からは選ばれなくなります。

まだリピーターさんがいない段階ではお客様にとって、メリットがわかりやすく、魅力的なタイトルをつけることが本当に大切になってきます。

サービスタイトルの付け方のポイント

サービスタイトルをつけるときの最大のポイントは
「ターゲットとなるお客様がクリックしたいタイトルになっているか」
です。

例えば、「トートタロットを使って占います」とか「風水と組み合わせて占います」とか、「占いの方法」をタイトルに入れている方をちょこちょこみかけます。

これが悪いわけではないのですが、「占いの方法」がサービス選択の決めてになるのは「占いが好きで、占いの方法にこだわりがある人」です。

あなたがターゲットにしているのが「占いが大好きで、特定の方法で占って欲しい人」であれば、タイトルに占いの方法を入れるのはとてもいい試みです。ですが、あなたが「別に占いが好きな人をターゲットにするつもりはない」のであれば、占いの方法以外のことをタイトルに入れた方がいいと思います。

「あなたが何をできるかの情報」を並べるのではなく、「お客様にとってメリットを感じられる情報」をお客様目線で考える
ことがとても大切になってきます。

魅力的なタイトル作りはとても重要で、時間がかかるポイントです。
一度考えたタイトルを、お客様になったつもりで見直してみて、「この情報だけでクリックしたくなるか?」を推敲しながら良いタイトルを作っていきましょう。
実際に、ターゲットとしている人に近い知り合いや友人がいれば相談してみるのもいいと思います。

また、一度出したサービスで思ったほどの集客ができていなかったり、想定していなかった層のお客様ばかりがくるのであればまずはタイトルを見直すべきだと思います。
試行錯誤をしながら、お客様にとって魅力的なタイトルを作っていくことがとても大切です。

サービスの説明作成のポイント

魅力的なタイトルが作り終わったら、次にサービスの詳細を説明する文章を作っていく必要があります。

サービス詳細は、「タイトル」をみて魅力的だと感じてくださったお客様がじっくりと読まれる内容になっています。
そのため、「この人になら私の悩みを相談できる!」と信用してもらえるような情報を提供していくことがとても大切になっていきます。

サービス詳細については特に決まりはありませんが、私は以下のような順番で書くことが多いです。

記述例
①リード文(占いの内容が1文で紹介してある)
②メッセージ(どんな占いなのか、簡単な紹介。共感を狙う)
 熱いメッセージがあればここに!
③対象者(こんな人向け、ということが書いてある)
 箇条書き
④迷ってる人向けのメッセージ
 安心感を与えるようなメッセージ

説明文に求められているのは「共感」と「信頼」です。こちらも、ターゲットとなっているお客様になったるもりで「この内容でお客様の共感と信頼を得られるのか」を推敲することがとても大切になります。

まとめ

ここまで、「有料サービスの作り方」「集客のポイント」についてお話しさせていただきましたが、「この通りやれば誰でも必ず成功する方法」というのは私は基本的には無いんじゃないかなと思います。

そして、だからこそ、100人いれば100通りのその人にしか作れない素敵なサービスが作れるんじゃ無いかなと思います。

私自身もむぎのタロット作成時から試行錯誤の繰り返しで、うまくいかなかったり失敗したことはたくさんあります。

また、占い師デビューしていきなり大成功する人もいるかもしれませんし、それはそれでとても素敵なことだと思います。

でもひょっとしたら、いきなり成功してしまうと、「なぜ自分は成功したのか」「なぜお客様に選ばれたのか」がわからず、再現性はとりにくいかもしれません。

スポーツはあんまり詳しくない私でも知っている、大谷翔平選手も打率は3割ぐらいです。大谷選手は才能に恵まれているだけでなく、「こうすればうまくいく」という確信をもって日々誠実にトレーニングに挑み、周囲も大谷選手がベストなコンディションを発揮できるよう、気を遣っているはずです。でもそんな大谷選手でも「打てない」「打ち負かされる」ときもあります。

「失敗するのが怖い!!!」「絶対成功したい!!」と力みすぎたり、「このチャンスにすべてをかける!!!」みたいな一発逆転を狙うのではなく、軽い気持ちで初めて、いろいろな経験をそのまま受け止めながら、試行錯誤していくことで、あなただけの素敵で魅力的なサービスが生まれるのでは無いかと思います。

ぜひ気負わずに楽しんでみてください。

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次回の配信について

次回は2024年1月6日(土)配信予定です。恋愛に関する鑑定の解説の予定です!また次回皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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