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【全文無料特別号】むぎのマガジン vol. 91ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー 「どんな仕事をしたらいい?」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、お仕事に関する相談です。

今回は、月に1度の全文無料特別号です。むぎのタロットのウェブマガジンは、週に1本、公開許諾をいただいているタロット占いの公開と解説を投稿させていただいています。
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解説動画

ご依頼内容

状況について

病気(喘息、重いアレルギー等複数)をして仕事を辞めてしまいました。お金を稼ぎたいが、どんな仕事をしたらよいか。

鑑定を希望する項目

どんなお仕事が良いか。
どんな仕事ならできるか。
体調が悪化せず辞めずにすむにはどんな仕事がよいか。

使った並べ方

3枚引き:フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

鑑定者の回答

前文

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。ご依頼ありがとうございます。
お身体のこと、本当に大変ですね。この鑑定で少しでもお力になれればと思います。

今回は
・お仕事選びのポイント
・お仕事の探し方
・体調のことも考えながら働くためのポイント

の3点で鑑定させていただきます。よろしくお願いします

鑑定項目その① お仕事選びのポイント

カップの10、皇帝、ペンタクルの3

ご家族で経営されているような規模の小さい会社を優先すること。面接などでこちらの希望をじっくり聴いてくれる会社にすること。ゆっくり時間をかけて取り組む仕事にすること。この3点がポイントとなりそうです。

カップの10は、たくさんの人が関わる大きな企業よりも、ご家族で経営されているような小さな会社を探された方がいいことを示唆しています。求人などでもし、会社の構成人数がみれるようであれば、少ない会社を探すほうがよさそうです。また、ご家族やご親族などから紹介がもらえる場合にはそこもおすすめです。
皇帝のカードはあなたが主導権をとれる会社をさがしたほうがいいことを示唆しています。具体的には、採用面接などの際に、あなたができること、できないことをじっくりと聴いてくれて配慮してくれるような会社がよさそうです。
そしてペンタクルの3は時間をかけてゆっくりとりくむ業務内容の会社がいいことを教えてくれています。例えば単価が高い商品の生産など、腰を据えて取り組めるような仕事がよさそうです。

ここからイメージされることとしては、例えば昔ながらの伝統的なものを作っている作業所や、あまり大きくなく、お客さんの単価が高い商品を取り扱うお店の接客などが浮かぶのかなと思います。まずは、探す際には規模の小さいところを。そして業務内容はタイミングはタイミングが求められるものではないものを探されるといいのかなと思います

鑑定項目その② お仕事の探し方

ワンドの3(逆)、カップの3、愚者

探す方法を絞り込むこと。友人や、親戚、以前の職場で繋がりがある方など、知っている方からの紹介を優先すること。また、業務内容や給与よりも、自分の状況を暖かく受け入れてくれる会社なのかを優先すること。そして、「無理かも」と思うよりも、ちょっとやってみたいなと思ったら思い切って応募してみること。この3点がポイントになりそうです。

ワンドの3の逆はあまり方法を広げすぎない方がいいことを示唆しています。お話しいた抱いた状況ですと、少なくとも激しい運動をともなうようなお仕事は難しいのかなと思います。もしも現在も通院されているようであれば、主治医の方などから「この程度の運動なら大丈夫」というお話しはもらえていると思います。例えばその内容をもとに行政などに相談した上で、負担の小さい仕事を中心とした求人が探せる方法を紹介してもらって、まずはそこに集中するなど、探すための手段を絞り込むことが大切になるようです。
そしてカップの3は可能なら、友人や親戚、以前の職場で繋がりがある人など、知っている人からの紹介を優先したほうがいいことを示唆しています。さきほどのワンドの3の逆は自発的に探す場合のポイントでしたが、ご自身の状況をよく知っているご家族や親戚、友人に仕事がないかお願いできるのなら、そちらのほうがいいことを示しています。先ほどの内容とも連動しますが、「特定の分野の仕事がむいている」というよりは、ご自身の状況を加味していただいた上で仕事を提供してくれる場所を探すことが大切になってくるのかなと思います。ご自身のことをよく知っているお友達、親族、以前関わりのあった人に紹介を頼むのもとても有効であるようです。
最後の愚者は、ちょっとでも気持ちが動いたものがあれば、まずは応募して話にいってみるぐらいの軽いスタンスが大切だと告げています。
ここまでの状況を見る限り、「就労前に相手と十分にコミュニケーションをとって、こちらの状況を理解してもらう」ことがとても大切であるようです。
そしてそれが可能かどうかは、実際に担当者と話してみないとわかりません。そのため、「無理かも」とおもって手を引くよりは、ちょっと自分が気になる仕事先があった場合にはそこに対して積極的にコンタクトを取ることが大切になってきます。

鑑定項目その③ 体調のことも考えながら働くためのポイント

ソードのナイト、ワンドの10(逆)、ワンドのナイト(逆)

自分の命や体を優先することを恐れないこと。人にお願いすることに抵抗をもたないこと。自分の体力の限界をよく知ること。この3点がポイントとなりそうです。
ソードのナイトとワンドのナイトの逆位置が出てきており、「切り開く勇気」(ソードのナイト)と、「自分の限界を知って手を広げすぎないこと」(ワンドのナイトの逆位置)がどちらも求められていることを示唆しています。これは一見矛盾しているようにもみえますが、ご自身の状況を考えると、「自分ができないことや負担が大きくなりすぎたときにきちんとNOという勇気をもって仕事をしていく」ことが大切であると告げています。
コロナの流れで「体調が悪いときはちゃんと休む」「命と体は仕事よりも優先すべき」という考え方は以前より強くなってきたように感じますが、それでも会社や仕事は「健康に問題なくみんなバリバリ働ける」ことを前提に組まれていることが多いのかなと思います。そういった状況で「自分はこれ以上は無理です」と限界に来る前にきちんと周囲に伝えられるようになることが大切であるようです。
しかしただ、「無理です」というだけなら「仕事は任せられない」と判断されて仕事そのものの継続が難しいかもしれません。そこでワンドの10の逆位置が生きてきます。これは、「上手に自分の苦労を手放して、誰かにお願いする」ことを学ぶことを示唆しています。
自分が仕事をする以上に、「相手にやってもらう」ことのほうが技術が必要なこともよくあります。相手が気持ちよく仕事を進められるように、自分に無理のない範囲で準備や根回しを進めた上で相手にお願いしたり、短い時間で相手が引き継ぎやすいところまでは進めておくようにするなど、「人に任せる」技術を磨くことを意識することが体調を考えながらうまく働いていくポイントになりそうです。

以上で鑑定とさせていただきます。
自分自身も悪性腫瘍と治療で1年ほど、治療をしながら働いていたのですが、その時改めて、自分の命や体以上に優先するものはないんだなと感じました。
お身体のこともあり、なかなか思ったように動けないこともあるかもしれませんが、何かお仕事探しのヒントになるところがあれば幸いです。
ご依頼ありがとうございました。素敵なお仕事との出会いを心からお祈りしています。

今回の鑑定のポイント

問題の切り分け・情報の整理

今回のご依頼主様のお仕事に関するお悩みは
・仕事をみつけることができるのか
・みつけた仕事を(体調を悪化させずに)続けることができるのか
この2点に集約されるのかなと思います。
休職された経験から、「せっかく仕事を見つけても、またやめることになってしまうのではないか」と危惧されるお気持ちも強いようです。

そのため、このご相談の場合には、「仕事をみつける」ことだけでなく、「継続すること」についても主眼を置いて鑑定項目を決めていく必要があります。

また、その「継続する」ことについても、ご依頼主様は「継続できるかどうか」を気にされています。
ですが、これについても、同じ職場であっても対応によって継続ができる状況にも、継続が難しい状況にもなるのかな?と思います。
そのため、今回は「継続できるかどうか」ではなく「継続するためのポイント」として鑑定させていただきました。
転職についての鑑定のご依頼は多いですが、転職に期待される条件や優先順位は人によって違います。そこを意識することで、より満足度の高い鑑定をご提供することができるのかなと思います。

出てきたカードについて

お仕事の探し方について
「ワンドの3(逆)、カップの3、愚者」という3枚のカードが出てきています。「好きな人の気持ち」などと違い、「向いている仕事は何か」とか「どうやって仕事を探せばいいか」というのはなかなかカードの読み替えが難しく、読みにくいテーマなのかなと思います。

こんな時には、カードではなく、テーマとしていることに目をむけるのも一つの手です。

この場合、「仕事の探し方」がどのような要素からできているかを考えると少しわかりやすくなります。

私の場合、仕事の探し方、といわれたらさらにこのように分解がきるのではないかと考えます。

・探す方法(ネット?人からの紹介?などなど)
・探す際に気を付けること(分野を絞る?広げる?などなど)
・決める方法(気になったらすぐそこにするべき?じっくり情報をあつめるべき?など)
・どれぐらいのタイムスパンで考えるか

そんな感じで、ただ漠然と「仕事の探し方」と言っているものをもう少し細分化・具体化することによってカードのイメージが湧きやすくなるのかなと思います。
今回は、ワンドの3という積極的に自分から手を広げるカードが逆位置に出てきて、作為的ではないカップの3や愚者が正位置で出てきました。

ここから、まず自分自身が計画的に全てをコントロールして進めていくよりは、人からの紹介や自分の直感に従った行動が良いことがわかります。
さらにカップの3は分かち合いを意味するカードです。仕事の探し方で分かち合い、ということであれば、友人や親戚など知っている人からの紹介であったり、自分の状況を理解してくれている人がいる職場を優先する、と読めるのかなと思います。

そのような形で、一口に「仕事の探し方」や「向いている仕事」といっても実際にさまざまな要素から構成されています。
カードの読みに迷ったらカードだけでなく、質問内容を具体的に分析することで、より理解が深まるのかなと思います。

各カードの意味

鑑定で使った各カードの詳細な意味は以下のリンクからご参照ください

鑑定項目その① お仕事選びのポイント

カップの10、皇帝、ペンタクルの3

鑑定項目その② お仕事の探し方

ワンドの3(逆)、カップの3、愚者

鑑定項目その③ 体調のことも考えながら働くためのポイント

ソードのナイト、ワンドの10(逆)、ワンドのナイト(逆)

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次回の配信について

次回は2023年9月9日(土)配信予定です。恋愛に関する鑑定の解説の予定です!また次回皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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