見出し画像

むぎのマガジン vol. 136ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー 「今後の仕事、どう進めていくのがいい?」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、お仕事に関する相談です。


解説動画

ご依頼内容

状況について

これからの仕事について、ライフワークとライスワーク、どちらに注力するか
(※鑑定者注:ライスワーク=食べていくための仕事 ライフワーク=生涯の支えとしていく仕事。多分、ここでは「食べていくためには必要だけれども、やりがいを感じきれていない仕事と、生活を支えるほどの収益になるかはわからないけど、やりがい、生きがいを感じる仕事のどちらに注力するのがいいか」という意味かなと思います)

鑑定を希望する項目

適職
今の仕事は向いているか?
好きで始めたわけではないが、向いているとは思う。

鑑定者からの返信

こんにちは。むぎのタロットのyukiです
公開鑑定へのご応募ありがとうございます。順次対応させていただきますのでいましばらくお待ちください。

鑑定に際して一点質問です
「これからの仕事について、ライフワークとライスワーク、どちらに注力するか」
とのことですが、
これはイメージとしては
・現在メインの収入を得てはいるものの、あまり乗り気ではない仕事をされている(これがライスワーク?で「今の仕事は向いているか?好きで始めたわけではないが、向いているとは思う。」と表現されているお仕事)
・それとは別に、生涯をかけて取り組みたいとおもっている仕事をすでにやっておられて(こちらがライフワーク?)いるものの、収入は思うほどには得られていない

という状況でしょうか?

気になったのが
鑑定希望されている項目に「適職」とあったので、「今まだやっていないことで向いていることがあるのか知りたい」という状態なのかな?とおもいきや、
「ライフワークとライスワークどっちがいいか」と表現されているので、「なにかすでにこれは好きだと思うことはあるものの、そちらが軌道に乗っていない状況なのか?」とも解釈できるので状況が気になりました。

差し支えなければ現在のお仕事の状況や、お仕事以外に気になっておられること、ライフワークにしたいと考えておられることなどご説明いただけますでしょうか

ご依頼主様からの返信

確認いただき、ありがとうございます。
言葉が足らずに失礼しました。

詳しくお伝えしますと・・

2008年にとある仕事で開業しております。
夫が翌年に別の士業で開業しています。
夫の仕事の幅を広げるために、夫が2006年に資格合格した後、
現在の仕事のための勉強を開始し2007年の試験に合格し、すぐに開業しました。
今は、私は自宅の事務所で、夫は別の場所で事務所を間借りし生計を立てています。
2012年にコーチングを学び、2013年より活動を開始しました。
2017年にコーチング事業を法人化しました。
また、2023年にタロットも学び、(むぎさんの解説動画がすごく勉強になっています。)
今は、少しずつ個人リーディングもしています。

大学では英文学を学びましたが、新卒で就職した会社は住宅の一般事務職で出産を機に退職しました。
現在の仕事をする前は、自宅で英語教室を8年間、同時並行で、大学で夕方までの時間は役員秘書を5年間しておりました。

これまで、それぞれの仕事にやりがいを感じています。
現在のお仕事についても、先にお伝えしたように、これまでの経験が活かされていると思います。

コーチングを学んでいる過程で、人の内面に興味が湧き、占いにも行きつきました。

体力と時間を考えると、なかなか法人化したビジネスにエネルギーを注げないでいます。
とは言え、生活に必要な費用を考えると、今すぐに現在の仕事をやめるわけにもいかず、

向いているのか?という意味で言うと
占いも気になっています。
コーチングの中でカードを使って対話をすることがありますが
自分のスタイルはまだ確立していません。
あくまで、コーチのくくりの中でカードをツールとして利用するのか
別の顔で占い師として、いずれ、やっていくのか?というのが気になっています。

様々な職業を経験する中で、向いているのか?適職は?というのが気になり、
いずれは、対人支援をメインにしたいと考え、今回、応募させていただきました。

よろしくお願いいたします。

3枚引き:フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

鑑定者の回答

前文

改めましてご返信・詳細の回答ありがとうございます。
色々なお仕事をされてきたからこそ、自分に本当に向いているものは何なのか、やりがいを感じられる仕事と、収入の両立はできるのかなど、気にかかられることはありますよね。

この鑑定で少しでもお力になれればと思います。

さて、鑑定希望される項目で
・適職
・今の仕事は向いているか?(好きで始めたわけではないが、向いているとは思う。)
という内容をいただいたのですが、ここまでのやりとりを拝見すると

・適職=自分に向いている仕事であれば何でも試したい、というよりは
今すでに試されていることは自分にどれぐらいの適性があるのか、また、ある程度適性があるなら、そこに注力したいが、適性がないのに注力しすぎてしまって、今の安定した仕事を手放してしまうのは収入の安定上どうなのか、という迷いから「適職」という言葉が出てきておられるのかな?と思います

ちょっと仮定の話になってしまいますが、
もし、私が何も情報をいただいていない状態で「適職」を占わせていただいて、「あなたには人と関わる仕事に向いていますよ」とお伝えしたら、おそらく「よかった!今のやりたいことでよかったんだ。よし。仕事を絞り込もう」と安心されたのではないでしょうか?(ちょっと意地悪な問いかけですみません)

また、これは個人的な意見になってしまうのですが、私は「適職・天職」は究極的には存在しないんじゃないかなと思っています。
例えばお話にあげていただいている、コーチング・占いにもいろいろなスタイルがあるのではないかなと思います。

(コーチングの定義からは外れるかもしれませんが)クライアントに対してズバズバと必要なことを指摘していって、グイグイ引っ張っていくタイプのコーチングをされる人もいれば、クライアントに優しく寄り添って、粘り強く関わりつづけて、クライアントがやりたい、と思うことを引き出すまでじっくり時間をかける方からもおられると思います。
おそらく前者と後者では全然性格も考え方もちがっているはずです。

(´・_・`)例えば、年齢制限や肉体的な機能の制限(確かパイロットさんとかは一定の視力がなければなれないはずですし、競馬のジョッキーなんかは身長が高すぎるとなれなかった気がします)があるものはやむおえないかもしれませんが、もしも、現在やりがいのある仕事を求めておられて、しかも、ある程度やりたいことがあるのであれば、「向いている仕事」を探すだけでなく、「自分のやりたいことを自分の適性を生かしてやっていくにはどうしたらいいか」を考えることも必要なのかな?と思いました。

ちょっと長くなりましたが、今回のご依頼内容は
・今開業している士業の仕事は自分はやりがいを感じて生き生き今後働いていけるようになるのか
・コーチングや占いなどの対人関係の仕事で成功していくことができるのか(どういうふうに進めていけばいいのかも含めて)
・今考えている仕事以外にも自分の適性を生かせる仕事はあるのか
という3点に分割できるのかな?と思いました。

そこで今回は

・現在の収入の軸となっているお仕事をこのまま続けていったらどうなるか
・コーチングや占いなど、対人関係の仕事を軌道に乗せていくにはどうすればいいか
・向いているお仕事

の3点で鑑定させていただきます。よろしくお願いします。

鑑定項目その①  現在の収入の軸となっているお仕事をこのまま続けていったらどうなるか

ペンタクルのナイト・ペンタクルの9(逆)・ワンドの6(逆)

現在の収入の軸となっているお仕事をこのまま続けていくことで、堅実な収益をあげ、なおかつ、成果も少しずつ大きくしていくことができるでしょう。しかしその一方で、「他にも自分に向いているものはあるのではないか」という気持ちがずっと続き、「自分が何かをなしとげたわけではなく、私の仕事はいくらでも変わりはきく。私だけができる仕事ではない」という気持ちを感じ続けてしまいそうです。

それぞれのカードについて説明していきます。
ペンタクルのナイトは、このお仕事で堅実な収入をあげ続けることはでき、また、仕事そのものの成果や成長も着実に感じ続けることができることを示唆しています。「収入を堅実にあげることができ、仕事との相性も悪くない」という意味での「適職」であれば、今のお仕事は「適職」であるといえるでしょう。

しかしその一方で、ペンタクルの9の逆位置とワンドの6の逆は、達成感の感じにくさや「ここではないどこか」を探しつづけてしまう迷いがずっと続くことを示唆しています。
収入としては着実に成果が積み上がっていくのですが、具体的に嫌なことがある、というよりは、「この仕事は私以外にもできるのでは?」「私ではなく、資格に対してお金を払っているだけで、限りある私の人生をこれに捧げて何になるの?」といった、自分にしかわからない「やりがいのなさ」がずっと続くというイメージになりそうです。

私は、カードを拝見しているかぎりはこの仕事も十分「適職」とも言えるのかなと思います。
ただ、それは「自分に向いている」という意味での「適職」であって、「自分のやりがいを満たすことができる」という意味で「適職」をとらえるのであれば、他の仕事もあるのではないか、という気持ちがずっと続いてしまうのかなと思います。

ただこれは、カードを見た限りでのふわっとした感覚になってしまうのですが、この感覚は、「これよりもっといい仕事があるのではないか」「自分がもっと輝ける場所があるのではないか」というご自身の中でのあくなき探究心に起因している感覚なのかな?と思うので「この仕事との相性」という問題でもないのかな?と思います。

「今の仕事で我慢しろ」「受け入れろ」というわけではないのですが、今のお仕事も十分、いいお仕事であり、ご自身の適性やこれまでの経験もいかせていること、今のお仕事でも十分に成果をあげつづけることができることそのものは評価をしてもいいのかな?と思います。

鑑定項目その② コーチングや占いなど、対人関係の仕事を軌道に乗せていくにはどうすればいいか

カップのペイジ(逆)・カップの10(逆)・ソードのペイジ(逆)

ここから先は

4,494字 / 1画像
「タロットの読み方がわからない!」という人に毎週鑑定事例と動画の例をお伝えします。出てきたカードの詳細な解説もついています!タロットをはじめたい!はじめたけどもっとたくさん読み方の例が知りたい!という方におすすめのマガジンです

ほぼ毎週日曜日に、タロット占いの鑑定解説記事がとどくマガジンです。 動画と、実際に返したお返事をつかって ・どうやって鑑定項目を設定するの…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?