年齢による偏見に悩むあなたへ
〇〇歳なのに若く見える!とか。
あの人は〇〇歳なのにこんなスキル・資格を持ってて凄い!とか。
逆に〇〇歳なのにこんなことも出来ない、とか。
最近よく見たり聞いたりしますね。
このnoteは、その観点で落ち込んだりする必要ないよって話です。
年齢が必要なとき
そもそも何歳という情報は、お酒飲むときや車の免許を取得するとき、結婚するときなんかに気にするものです。年齢に区切りがある物事に対して必要なだけで「20才になったから大人だね」なんてあやふやな定義はただの主観でしかありません。
では何故このような考え方が生まれるかというと、良いか悪いか終身雇用による年功序列システムによって多くの人が以下の前提で他人を捉えているからです。
・年齢が高い=スキル・経験豊富であることが当然。
・年齢が低い=スキル・経験が浅いことが当たり前。
この前提では今の時代物足りないかもしれません。
他人を上手く捉えることが出来ていないからです。
「結果までの過程が違う」ということ
知っておく必要があるのは、大前提スタートラインやプロセスが違うよね、ということです。
ご存じの通り終身雇用がなくなる一方、ネットでは大転職時代と呼ばれ、ほとんどの人が転職を経験しています。会社による肩書ではなく、個人を評価する時代になったことで、多様な媒体を通したナレッジの共有も盛んです。
終身雇用時代は自らの評価を(相対的に)下げないために、部下にちゃんと物事を教える上司は少なかったことでしょう。部下に指導している姿が「仕事をやっているフリ」に直結した時代だったからです。
知見を得る観点で言えば、他にも本だけではなくネットから簡単に得られますし、専門的な技術が必要なクリエイターや身体的な才能が求められるスポーツ界では「親が元プロ」という状況も増えてきたように思います。
話を戻して、なんでもよいですが結果を得るために必要なことは以下です。
・①環境×②努力×③才能×④時間
上記を踏まえて以下ストーリー例です。
美容関係でもイラストレーターでも大抵の職種は当てはまります。
①親が映画監督で子供のころから映画作りの現場に参加していた。興味を持って動画を作ると周囲の大人が誉めてくれたため、動画作成に夢中だった
②作品を作るたびに親がフィードバックをくれた。作るたびにクオリティが向上していった。大満足とはいかないが一定の知見を得ることが出来た
③親が言うには私には才能があるらしい。よくわからないが映画作りは大変だけど面白いと感じる。日々ネットから知見を得て映画作りに励んでいる
④今は高2の17才。映画作りは小学生からかれこれ7年ぐらい経験してきた。クラスメイトに声かけて映画取ってどこかに応募してみるか。
この過程が有り得る形で存在しているのが現状です。プログラムなんかは触れる機会が増えてきたので親がPCさえ買ってくれれば、後は小学生からでも自分で調べてカチャカチャと学ぶだけです。興味が続けば社会人になる前に一定のプログラミングスキルがある状態、そのスキルとアイデアで起業も出来ます。逆に親からPCを買ってもらえず、高校では部活に励み、大学生になってようやくお金を貯めて自腹で購入した、といった環境もあるでしょう。
視点を変えて異業種に転職した場合、自身のコンピテンシーこそ変わりませんが、スキルは殆ど0からの学びなおしになるはずです。転職時期は様々なので年齢は関係ありません。
といったように、ゲームで例えると何かのパラメータを上げるスタート時期、上昇曲線は一定ではなく、人によって様々なのが今の時代です。人によってはお得な状態からスタートしている場合もあれば、かなり不公平な状態からスタートしているケースもあります。私は後者側の人間ですがこれは仕方ない事として受け止めるしかありません。
年齢を理由にポジティブな事を伝えるのは分からなくもないですが、ネガティブなことを伝えている人を見ると価値観が古くモヤっとしてしまいます。
「〇〇歳なのに」が不要な時代
厚労省は人生100年時代と言っているように、近い将来様々な年齢の人と働く機会が増えてきます。話は逸れますが、その時重視されるのは年齢ではなくコンピテンシーで、その過程も知らずに年齢で良し悪しを判断している人は紛れもない問題児です。
貴方はその問題児と付き合わず「昨日より成長した部分」に着目するのが正解です。私も将来の目標のために頑張ります。
少しでもお役に立てたなら幸い。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?