ゴールデンカムイ:尾形が分からないので相関図を書いた
前段
はじめに
今年は仕事の資格を取るぞー!今年の家庭菜園の布陣はどーすっかなー!と今年の目標に考えを巡らせたり、世間のニュースに心ざわついたりする正月の真っ只中、
うっかり以前から友人におすすめされていたゴールデンカムイを読みました。
…読んでしまいました。
結果、長らくオタクらしい文化を忘れ日々を仕事とTwitterと軽いソシャゲで消耗していたわたしにただならぬ衝撃が走りました。
尾形………どうしてもお前を嫌いになりたい………。
と言うわけで、今年は資格を取るぞと言う意気込みをからっきし忘れ、今、この記事を書いています。
注意書き
無料期間中に一周ざっと読み+α & ファンブックを読んだ人間の頭の中です
お金を落とせていないのが恐縮なのですが、なんとなく今の頭の中で一度情報をまとめておきたい・・ので現段階で書いています
単行本読み進めてもっと解像度上げていくと思いますので、沼に入りかけの人間の頭だと思って見ていただけたら幸いです
本編
一周読んだ+ちょっと読み返したくらいの頭の中
前から旧友’sに「ゴールデンカムイ良いよ、尾形にハマると思う。茨城出身であんこう鍋が好物なんだよ、かわいそうなやつなんだけどね。というわけで読んで推しが見つかったら教えてねヨロシク★」と言われていたので、まあ無料だし付き合い程度に読むだけ読んでおこうかな…正月だしね…仕事しないとなあー程度のモチベでざーーーっと読んでいきました。
読み終えてすぐの尾形に対する感想としては、
「ん?勇作?誰だっけ…確か異母兄弟?なんで最後に回想するのが勇作?
いやいや、尾形みたいな人間は絶対勇作のこと嫌いでしょ…だって祝福された異母兄弟でしょ?そもそもなんで突然鶴見にかまちょアピしてるんだ?ここまでヤバいことしてきて承認欲求強すぎん?なんで一人芝居してんの?なんだコイツ?すっ飛ばしすぎて重要なとこ読み忘れたかな…うーん」
と正直腑に落ちないまま読み終えました。
ひとまず友人には
「ゴールデンカムイ良かったよ…。尾形はどうしたら幸せになれたのか考えちゃうね… まああんこう鍋毎日食わされたらああもなるよね。というわけで推しは?と言われたら鯉登かな…」と、尾形を勧めてくれたことに対し気を使いつつ感想を返し、茨城出身のオタクとして尾形の育った土地についてにやにや考察を進めていました。
一方で、
「でもなんか嫌いになれないんだよな、まあ最後にあんなの心理描写の畳みかけをかまされたら気になっちゃうよな、なんだ、なんなんだこの感情は…。でもあの性格なら嫌われるだろ…自業自得…世間は甘くないんだ尾形…。」
というもやもやとした感情も抱えつつ、とりあえず図としてはこんな感じに収まりました。
みんな尾形のこと嫌いだよね(そらそう)
杉元とアシㇼパとは色々あったけど、個人的にはアシㇼパにちょっとずつ心を開いていっている(ように見える)尾形好きだったな…最終的に完全にダークな関係になったけど……
実家は…仕方ないね…でもいい歳して母親に構ってもらえなかっただけで爆死するの浅くないです…?まあ人それぞれだね…
急に勇作に素直になったな?数ある殺した人物の中でなんで勇作なんだ…?どんな感情…?
突然鶴見に父性を求め始めました?!おおん?!?
もうちょっと読み返してみた+色んな考察を読んだ+ファンブック読んだくらいの頭の中
完全に色々考えすぎて脳内が
尾形の心情 >>>>>>>> 尾形がどこの茨城なのか になってしまったので、もうちょっと尾形を理解するためにファンブックを買いました。
自分でもなんでこんなにキャラに入れ込むのかわからな過ぎて混乱しています。
あとネットに溢れるいろんな考察も読みました。大体物語は書いてあることと受け取ったことがすべてだと思っているのでそんなに考察に深入りしないタイプなんですが、見事に沼にハマりました。罪深い作品…(感謝しかないです…)
とにかく尾形の勇作に対する感情が腑に落ちなさ過ぎて(申し訳ない)
だいたいそのあたりについて読んでました。
もう街で流れるどんな曲を聴いても尾形と勇作の心情が浮かび
涙がこぼれないように上を向いて歩くくらいには頭と心がおかしくなっていました。(3割くらい表現を増しています)
「わたし、尾形と同じこと思ってた… 勇作のような祝福された人間はどうせ誰でも大好き善人だから尾形のこと勘違いさせてただけだろと思ってた… 尾形にしか、便所で汚した服を借りに行くことが出来なかったんだ…」
なんで便所エピで…こんなに心が揺さぶられているんだ…クソ…(便所だけに)
色々複雑な過去やら人間関係やらあるけど、やっぱり勇作は尾形に対して素直に向き合っていたんだなと思うと、そのボールを受け取れない尾形がもどかしい。
屈託のない祝福された勇作の素振りが尾形を救いもするし傷つけもする、好きにも嫌いにもなれず、本当にこの尾形という男は詰んでいる。
でも一方で本当に尾形の一方通行で、勇作が誰でも大好き善人で
「え!そんな重い感情ないよ!兄様!みんなで仲良くしようぜ!」
だったとしても辛い。
最後に思う走馬灯が尾形によって美化された何者でもない勇作だったとしたら辛すぎる。
尾形の人生の詰みっぷりを考えるとどうしようもできない。
いや、尾形が素直にさっさと腹くくって人間社会に溶け込んでいたら良かった。本質論そう。引き返せるポイントなんていくらでもあったと思うけれど、尾形がいつまでも捻くれてるから…。(浅い言い方)
いやいや、でも冷静に考えて他の登場人物のほうが過去が重いし、月島だって親をやったというところでは共通しているのに
「それごときで下らん」という目も尾形を歪ませる原因になったのかもしれない、まあでもぜんぶアンコウ鍋が悪い。アンコウ鍋が悪いぞ。くそー。
その他、雑多な箇条書きです
第七師団's 、鶴見の泥棒猫である尾形のことほんと嫌いだよね
もう少し掘り下げようがある気がするけれど一旦ここまで…鶴見は茨城で色々あった尾形を拾ったという解釈であって…ます…?
だとしたら鶴見に対する最終的な憎悪は計り知れないものになるよなあ…
一番の駒だった……鶴見もニッコニコしちゃうねえ…祖母ご飯をくれる、祖父鉄砲教えてくれる 完全に猫じゃないか!
(某N〇Kの番組の歌が頭から離れない)
母をやってしまったあとの祖父母の百之助との付き合いが大変気になってしまう…
おわりに
とにかくちょっと熱いうちに打たないと尾形のことを考えすぎておかしくなりそうなので初noteですが書きました。
まだ色々読めていない箇所もあると思うので読む方にとっては「?」のところもあるかもしれませんが、おそらくアップデートしていくか、別記事書くかすると思いますので、
ひとまず足を滑らせかけてしまった人間の記事と思って読んでいただけましたら幸いです。
うーん、でもやっぱり尾形は悪い奴なので、なんとか尾形を嫌いになりたい。
ちなみにこの記事をだいぶ書き進めていたところで、映画を見に行ったのですが、杉元の過去描写がとても丁寧で
「やっぱり尾形は覚悟が決まってない浅い男だなーーー!尾形ー!そういうとこやぞーー!!」と少し嫌いになれそうでした。
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