運とKYOTO
冬休みは京都に行くことにした。
金曜日が仕事納めだったので、その足で新幹線に乗る。
新横浜駅のホームでのぞみを待っていると、隣のホームに黄色い何かが入ってきた。
電車にさほど興味がない私でも知っている。
ドクターイエローだ。
こんな、夜にも、走っているなんて、、、
これは、この旅行がきっといい旅になるに違いない。
そう確信したが、特にラッキーなことは起こらなかった。
いや、楽しい思い出はたくさんできた。
ラッキーはなかったが、楽しかった。
運が良い人はなぜ運が良いのか。
それは、自分が運が良いと思い込んでいるからだ、という話を小耳に挟んだ。
たとえば、怪我をしても軽傷で済んだのは運が良いからだ!と思うようにする。
そうすることにより、たとえ災いが降りかかっても、不幸中の幸いの「幸い」の方に光が当たる。
ドクターイエローを見たが、特にラッキーなことは起こらなかった。
いや待て、ドクターイエローを見たこと自体がラッキーではないか。
そして、怪我や盗難に遭うこともなく、無事帰ってくることができた。
私はなんて幸運なんだ。
2024年の目標が決まった。
「私は運が良い」と思い込むことだ。
運が良い私は、良いことが起こりますように、仕事が無事に納まっていますように、と新幹線の中で念じながら京都に足を踏み入れる。
そして、無事に朝を迎えた。
さて、京都に到着して初の朝ごはんは、ずっと行ってみたかったレバノン料理のお店「汽[ki:]」を予約していた。
8:00から8:45の間にお店に着けば良いらしい。
京都の朝を感じながらお店に向かう。
朝の空気を堪能しながらお店に到着。
ドアを開けて入った瞬間から、いや、ドアに手が触れた瞬間から、おしゃれな感じがひしひしと伝わる。
私は運が良いので、この日は天気が大変よく、採光が最高であった。
レジでおしゃれなメニューを選び、着席。
おしゃれな椅子におしゃれなTable。
おしゃれな草におしゃれなPumpkins。
おしゃれに翻弄されていると、これまたかわいくておしゃれな店員さんがお料理を運んでくださった。
おしゃれの嵐である。
ファラフェルは他のお店でも何度か頂いたことがあるが、このファラフェルは甘くてとても美味しい。
ファラフェルっていつも言えない。
ふぇるわら、とか
ふぁえらる、とかになって
覚えられない。
デザートにはカヌレを頂いた。
最高の朝ごはんである。
そう、私は運が良いのだ。
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