圧倒的読解力不足

むぎちゃです。noteを開くのは3年振りですかね。一応生存確認のため再び記事を書くことを決めました。今後もここにて近況を呟きたいと思います。

もうすぐ4月。全ての大学入学試験を終え、燃え尽き症候群になったのか、受験最終日からずっと魂が抜けたような感じで日々を過ごし、そして放心状態のままこの記事を書いていました。

さて、ここで「日本留学試験を受けてどうでしたか」と質問される方がもしかするといるかもしれませんが(多分いない)、実は僕、一般の高校生と同じく、共通テストと二次試験(一般選抜)を受けてきました。嘘みたいな話であると思いますが、実は本気で言っています。

なぜそんな道を選んだのかはまた別のお話になるので、この記事が冗長にならないよう今回は割愛します。が、結論から言いますと、将来はアニメ業界で就職したいという欲が高校時代からあり、それと同時にカタコトの日本語しか喋れない自分が何とかして国語力を高めたいという目標がありました(高校までずっと現地の華人学校に通っていたため、日本の教育は全く受けていません)。そこで自分は、一般の日本人と全く同じ環境に入り、全く同じ生活を過ごし、そこで周りを観察しながら理解していけばどうだろうか、という考えが浮かび上がりました。

非現実的で、かつ無謀な挑戦だ。こう考えるのは簡単だが、そこにたどり着くまでの道のりは努々甘くはない。

両親との長い対談の末、自分はこの道を歩むことを決め、昨年5月から受験勉強に取り組み始めた。国語はともかく、生物、化学も今まで習った内容とは異なりすべて把握するのに時間がかかり、さらに高校からは一切地理を学んでいなかったため系統地理と地誌を一から熟読しなければなりませんでした。取り敢えず、目に映る連綿たる文章をなるべく細かく噛み砕いて知識を吸収し……

……

ここで、ある恐ろしいことに気づく。さて、何でしょうか。








そう、正解はこの記事の一番上に書いてある通り、

「圧倒的読解力不足」

幼い頃から読書に対する興味が全く無くて、とくに小説に関しては2~3冊しか完読したことが無く、残りの十数冊は本棚に閉じ込めたまま高校生活を終えてしまいました。その代わり、2017年あたりに起きた「藤井フィーバー」の影響で一時期将棋にのめり込み戦法を極めるためあらゆる書籍を図書館から借りて読んでいたが、勿論それはただの言い訳に過ぎませんでした。

文章の主旨をつかむのに時間がかかる。語彙力がない。人に話す内容を整理できない、そして文法が怪しい。稚拙な文章しか書けない。バカ野郎、これで共通テストを受けるとか何様のつもりだ!

今まで読解力を養っていなかった自分に憤りものすごく後悔していましたが、後戻りは当然できずただ前に進むしかありませんでした。「他の塾生と話し合って日々蓄積するストレスを減らしながらコミュニケーション能力を高めよう」といっても、当時はマンツーマンの塾に通っていたため塾講師以外誰とも喋れず、そのまま冬を迎えました。

緊張と不安の中で迎えた令和6年1月13日と14日。この2日間だけ時間がとてつもなく長く感じた。数I・Aのn進数タイマー、化学の質量分析法、生物のサイコロ問題、英語の長ったらしい文章……興味深い試験内容だったが、手応えとしてはかなり微妙でした。そして試験後の自己採点。ギリギリ7割乗った。良くも悪くもないが、昨年の年末にさらに踏ん張っていたらもっと行けたはずでした。まだまだ自分に対して甘かった。

二次試験は理学部や理工学部に出願したが、共通テストの自己採結果を見ると自分は今危険水域に留まっていることが大体わかっていた。つまり、二次試験のパフォーマンスが要となる。ということで、残りの二か月間は過去問と標準・発展問題をひたすら解いて一日を潰していました。解いたら寝る、そして起きたら解く。定期的にストレッチや運動をするのを完全に忘れていたので、ますます不健康になってきた気がしました。

とうとうやってきた国立入試。前期、後期ともに大雨。嫌な予感しかしなかった。そして一番重要な科目であった数学だが、盲点を見抜かれたのか全く歯が立たなかった。問題文自体が理解できなかったのか、それとも単に方針が立てなかったのか、最初の小問ですら突破できなかった大問もいくつかありました。

泣きたい、けど泣けなけませんでした。

そして先日、第一志望校の前期日程の合格発表が公開されました。結果は不合格。言葉に出せないほど心が苦しかった。後期も手応えがなかったし、併願で受けた私立も全滅。両親、塾講師、そして応援し続けていた友人たち、本当に申し訳ございませんでした。

このまま後期も落ちてしまえば一浪、年齢的には二浪になってしまいます。しかし今更足掻いても結果は変わらない。今はただ、目の前にある現実を受け止めるしか……


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?