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第22話

アクティムへ向かうため結界を貼っていた番人と戦う刹那達
そかし、その正体は討伐隊のメンバーの一人、メフメラだった
止めを刺そうとした瞬間、ユーニがメフメラを庇ったのを見た刹那は
彼女は邪悪な存在ではないと判断し剣を納めた。

刹那達はルーセ離宮へと到着した
目的は賢者の石を生成するために必要な月の石を見つけるためだ

ルーセ離宮の庭園を歩く刹那達
今回は京とコノエとヒスイを連れてきている
ルーセ離宮は初代女王ヴィトーリアの別荘だった場所
探索を始めてしばらくすると
「京おおおおおお!」
「八神!」
鬼のような形相でこっちにやって来たのは
草薙京永遠のライバル、八神庵がこっちにやって来た
そしてそのまま京と庵が向かい合った
「刹那、お前等は先に行け!こいつは俺が何とかする」
「ああ、頼むぜ京!」
京と庵をその場に置いて刹那達は離宮の中へと入る

「さて、邪魔者はいなくなった、ケリを着けるぜ!八神!」
「貴様の死をもってな、京!」
草薙京と八神庵の戦いが始まった
元の世界で着かなかった決着をつけるために。

「本当にいいんですか?あの二人を放置しても」
「まぁ、大丈夫だろう」
ルコの言葉に刹那はあの二人が宿命のライバル関係である事を話す
後はお前等だけで勝手にやってくれ、俺はもう知らん
折角の戦いなんだ、問題は無いだろう

そして刹那達の前に一人の人物が現れる
「エルトリシア」
ロムレア王国第一王女エルトリシア・ヴィトールド・リッツエヴァン
それが今、刹那達の前に現れた
「余の離宮にようこそ、余こそはこの離宮の主エルトリシア」
随分と傲慢な性格だな、闇堕ちしたら程度はあるが性格が変わる
そもそも闇変異種とは人間にマモノが憑依した物らしい
マモノの正体は精霊のような霊体であり
体はいわゆる仮物でしかない
余談だが、異世界人は闇堕ちしない。

突然現れたエルトリシアが刹那に攻撃する
「こんなとろい攻撃、当たってやるつもりはない」
ふんっ、と鼻を鳴らすとエルトリシアは配下のマモノと共にその場を去る
また新しい厄介事に巻き込まれてしまったようだと刹那はため息を吐いた。

「とにかく今はこの離宮の探索だな」
刹那達はこのルーセ離宮の探索を開始した
賢者の石の触媒の一つ、月の石の在り処を知る者と会うために。

to be continued

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