ナイルなトトメス感想・完 普通の女子高生に戻ります

感想サボってたらいつの間にか最終回。いや、見てはいたんですが忙しくて…

51話 悪魔を救う天使たち

大晦日、おせち料理の準備に追われる中島家。いちばん手際がいいのがケンゾーなのがこの家らしい。なおマナミは少女隊三人とおやつタイム…

買い物を頼まれたサナエは商店街のスピーカーから悪魔の気配を感じ取る。マンションの一室に入るとそこには最後の一匹となったワルサがいた。トトメスに宿ってピラミッドの悪魔を開放しようとするが、トトメスの強い心にはばまれてしまい、逃げる羽目に。

逃げるワルサを追うトトメスの話を聞いた少女隊は、ワルサを捕まえれば次のトトメスに自分が成れると思い(ナンデ?)ワルサを追う。労働組合の事務所まで行った少女隊だが、ワルサはもしもの時に積み立てていた悪魔の力の貯金を吸って巨大化してしまう。

トトメスのピンチにおまじない書を使うことを思いつく三人。選んだのは「悪魔を天使にする」おまじないだった。「悪魔を天使にするフリカケ」が出るがなぜか少女隊にかかってしまう…やはり人間は悪魔ということね…

「あー、天使になっていくー」

その間になんだかんだ自力でワルサを追い詰めていたトトメス(強すぎる)。あともうちょっとで封印というところで…「ゴーーン(岩)」なんと天使となった三人は、ナイルの悪魔最後の一匹となったワルサを保護しようというのだ!街頭で檻で展示されるワルサ。天使の力でみんながナイルの悪魔を保護しよう、トトメスをゆるさない…というふうになっていく…といったところで次回。

52話 最後の悪魔…

ナイルの悪魔労働組合事務所で意識を取り戻したトトメス。ワルサを探すが、ナイルの悪魔を狩る悪いヤツということで逆に町の人間に追いかけられてしまう。なんとか振り切って家に戻るが、今度は親から成績の低下を責められ思わず飛び出してしまう…

「トトメスやりながら勉強するなんて…できないよ…(ヨヨヨ)」

ここにきて魔法少女ものの学校の成績低下要素だすとは…

その時、ピラミッド(封印するほう)から穏やかな光と音が流れ始める。

「あなたたち、私を慰めてくれてるの…?」

そこへユキエがピラミッド(警報機)を持って追いかけてきた。

「いつもこれが鳴るとあんたどっかに行くのよねえ」どうでもいいが二種類あってどっちもピラミッドとしか呼ばれないのでこういう時にややこしい。これで最後と自分を奮い立たせ、事務所へと向かうサナエ。

一方、少女隊三人は、一匹しかいないワルサを永久保存しようといいだし始める。

「ホルマリン漬け!」

「押し花!」

「ミイラ!」

冗談ではないと、檻の側に転がっていたおまじない書から、「普通の人間に戻るおまじない」を選び、呪文を唱えるワルサ。そして三人は人間に戻るが、そのままいがみ合いを始めるのは本当にこいつら…って感じだ。町の人々にかかっていた魔法も解け、事務所に向かって走るトトメスを応援し始める。さあ、最後の戦いだ!

到着したトトメスから、ピラミッドを奪おうと襲いかかるワルサ。ワルサがピラミッドをつかむとまたしても光と音が流れる。少しうっとりした顔になるトトメス。

「宿ろうとしても宿れなかったトトメスの強い心が少し弱くなってる…今なら宿れる!」

ワルサに宿られてしまう。絶対絶命のピンチ!

「トトメスに捕まった50匹のナイルの悪魔たちよ、復活の時がきた!いま、甦れ!…仲間よどうした、なぜ、出てこない?」

「ナイルの悪魔労働組合委員長ワルサよ、われわれは、トトメスを愛してしまった。」

「なに!?」

「もう、ピラミッドの中から出たくはない。」

「そんな…」

「「「ワルサよ、お前もここに入って一緒にトトメスを愛そう…」」」

「え…」

「仲間が待っている」

「トトメスを愛そう」

「そんな…」

「「「今だ、トトメス」」」

「縛れ、パピルス」

自分をパピルスするトトメス。ワルサを封印する…

「ありがとう、50匹のナイルの悪魔たち」

気を失って倒れるトトメス。少女隊も失神していたが、いち早く気を取り戻したマナミが意を決してトトメスのヴェールをはがすと…「お姉ちゃん!」

「そうか、通りで学校の成績も落ちちゃうはずよ…お姉ちゃん、この1年間お疲れ様。もう次のトトメスになりたいなんて言わないよ…」

なんかなりたくない理由が「成績が落ちるから」みたいなのがマナミらしさだが、続いて起きようとしたイツカとハナコ、そして自分をゴーン(岩)してマナミはこのことを記憶から消した…

そして翌日、1年前と同じく、遠い遠い先祖のおばあちゃんのピラミッドの前で報告をする。

「51匹のナイルの悪魔、お納めします」

「トトメス、この1年間よく頑張りましたね。トトメスの仕事のために学校の成績が下がったりして申し訳なくおもってます」

「あなたはきょうから普通の少女です。一生懸命勉強します」

「はい、一生懸命勉強します」

やはり勉強しないとダメよという教導的メッセージも(最後だから)忘れない。

マンションに帰ってきたサナエ。和やかに夕飯の支度をする中島家。もうナイルの悪魔はいないのだ…(回想シーン) 完

終わりました。良かった〜。最終回の流れはちょっとゾクッとしましたね。「なるほどトトメスの心を弱らせて宿らせやすくするんだな…」までは予想してたんですけど。まさかわざと宿らせてトトメスに確実に封印させようとしてたとは…

ワルサはワルサで、ナイルの悪魔たちへの愛だけでここまで頑張ってきたのに、助けを拒否する理由がまさか「トトメスを愛してるから」というのも悲しい。「われわれと一緒にトトメスを愛そう」というのはなかなかのホラー。

実写魔法少女ものって実は初めて見ると思うんですけど面白かったですね〜。とにかく脚本が美しかった。設定に忠実というか…トトメス自身に悪魔を探知する能力がないので、あくまでステッキで判断するしかなく、そのため見た目でナイルの悪魔と決めつけたら違ったりとか…ナイルの悪魔以外だとかなり苦戦するとか…(てるてる坊主とか)美しく戦いたい(願望)なので別に美しく戦ってなくてもOKだったりとか……
あと後半はワルサ委員長の哀しみが好きでした。完走できて良かったです。ではまた…美しく戦いたい(願望)






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