続けなかったことにした
ハンブレッダーズの「銀河高速」を聴いている。
決してキラキラしていたとは言えない青春を、高らかに歌っている彼らの曲が好きだ。
その人柄からして、どこまで実体験で、どこから妄想なんだろうと思ってしまうような甘酸っぱい曲が好きだ。
でも、「銀河高速」はそれらとはまた違って好きだ。
この曲はひとつの選択をした彼らの曲である。
生きていくなかでは、何度も選択の機会がある。どの道に進むか、あれを始めよう、これをやめよう、選んだ道でこれで正しかったのか?と思うときもある。
やっぱり続ければよかったな、そう思うものがひとつ私にはある。ある機会に「もう時間が割けないだろうから」と思ってやめた。
空いた時間でやるべきことをやっているし、新しいことも始めたし、それはそれで楽しい。でもやっぱり、後悔はしている。
ハンブレッダーズには、これからと言う時に、音楽を本業とすることを諦めたメンバーもいる。悩んだ末にやめることを選んだ彼には少し共感する。しかし、それでもサポートとしてステージに立つ。
好きな音楽を続けることにした彼らは強い。
キラキラしている。かっこいい。
私はどうなんだろう?
そんなことを考えていたら涙が出た。続けないでやめる事にした私は、この曲を聴いて、それでも自分が選んだ道で頑張らなきゃいけない。
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