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自分にしか灯せない“火”を(自己紹介です)


はじめまして。もしくはいつも大変お世話になっております。
大瀧 夢幻(おおたき むげん)といいます。「むげむ」とお気軽にお声掛けいただけると嬉しくてピョンピョンします。


さて、この後自分の肩書きやらなりたいものについて書くのが一般的な自己紹介の流れだと思われるのですが……私には肩書きと呼べるほど大層なものはなく、なりたいものもよくわかりません。なので、実は毎回自己紹介の度にちょいブルーになっています。

好きなものはたくさんあるんですよ? 推しキャラを小説やイラスト、羊毛フェルトで表現している時は自分でもいきいきしていると実感できます。花を愛でたり、星を眺めたり、お茶を飲んだり、温泉に入るのも好き。今ハマっているのは、ノートに万年筆で手書きして脳内整理すること。本屋と文房具店と画材店には永遠にいられます。

ここまで書くと「じゃあ小説家かイラストレーターになりたかったんじゃないの」という声が聞こえてきそうですが、そうではないのです。やりたいことは数多あれど、「○○になる」という表現にすると、グググッとブレーキがかかってしまう。自分でもどうしてなのかわからず、長年――それこそ幼い頃からずーっと悶々としてきました。

そんなある日……実家の片付けに行った際、購入したまま数年放置していた本が私の目に留まりました。
ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』と、マイク・マクマナスの『ソース』です。

この二冊を読んで、「どうして自分は長期的な目標を立てるのが苦手なのか」「やりたいことはあるのに、それを生業にしたくないのはなぜなのか」という長年の疑問がようやく晴れました。どうやら私は、未来のある一点を目指すよりも、人生という長い旅をどのように歩みたいかに思考が向くタイプのようです。


ということで、改めて私なりの自己紹介をさせていただきますと。

私は、普段見過ごされがちなものに注目するのが好きです。創作活動を通してそこに光を当てることで、世界をほんのちょっぴりでも豊かに、温かくするというのが、私のしたい生き方です。

小説やイラストは、私にとって世界の片隅を照らし出すランプのようなもの。あくまで道具に過ぎないので、世界を温かくしたいのなら他のものを使ったっていいのかもしれません。とはいえ穏やかに物語を紡ぐことが私には性に合っているので、手に馴染んだ“ランプ”は大事に使っていきたいなあと思っています。

こんな私が書いた初の小説が、『暁闇の太陽』になります。

「ファイアーエムブレム風花雪月」に登場するアロイス=ランゲルトを主人公にした、異界のフォドラの物語。原作では結婚できないアロイスと女主人公ベレスが結ばれるまでのパラレル長編小説です(WEB版は本編全70話+外伝3話+ミニエピソード1話+後日談1話の計75話。書籍版には限定話もあります)。

原作の流れを踏襲しつつ、原作では明示されていない背景や心の動きを丁寧に描写することを心がけました。アロイスとベレスの関係だけに留まらず、ベレスの教師としての成長、生徒たちの成長、セイロス騎士団の面々の変化を描いているのも本作の特徴です。

現在は『暁闇の太陽』の書籍化作業中ですが、それが終わったら風花雪月における敵対組織であるアガルタの民についての作品を出す予定です。他にも、『暁闇の太陽』に登場した料理のレシピ集やら、原作とルピシアの奇跡のコラボである「フォドラン・ティー・コレクション」についての本も出したい。そして、前々からずっと書きたいと思っている一次創作……やりたいことがたくさんです。


流行のジャンルは書けませんが、自分にしか灯せない“火”で誰かの心を温かくしたいと物語を紡いでいます。皆と一緒にワーッ!と盛り上がるのも好きなので、ご感想や応援や励ましのお言葉などいただけると大変に喜びます。

また、作品を読んで「一緒に仕事してみたい」と思われた場合は、ぜひ「クリエイターへのお問い合わせ」からご連絡ください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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