ミッドサマー
『ミッドサマー』という映画を見た。
訳あり大学女が彼氏の同級生の故郷であるスウェーデンのとあるコミューンを彼の友達グループに混ざって訪れる話だ。
コミューンにはコミューンの神話があり文化があり価値体系がある。
それへの巻き込まれ映画。
不思議な映画だ。
そこにいるコミューンの人たちは何が起きるかわかっている。
外部から来た人たちの戸惑い困惑も一切織り込み済みで自分達の祭りを進めていく。
その冷たさと当然さ。
この映画を見て僕が感じたのはなんか違う次元の世界があることの救い、だった。
息のつまる世界で生きていると僕自身は思ってるんだなきっと。
でも息のつまらない世界なんてない。
コミューンに属せばコミューンの息のつまる世界が待っているだけだ。
だから祭りがあるのだ。息抜きがあるのだ。
そんなことを思うとこの世界をまた寂しく感じた。
その寂しさを肴に酒を飲みたいと思った。
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