閉所恐怖症

いつからか?なのはわからない。
背が立たないところ、苦手。
子供の頃の小学校にあった、土管。
きらい。
でも、あれは、まだ、マシ。
入れないわけではない。
どっちを向いても先が見えるから。
そういう点では、押し入れの中とかも(たぶん)平気(閉められたらわからんが)

致命的にダメだ!と思ったのは、富士山麓の風穴。
入ったはいいが、途中、屈まないと進めないところ。
やだー!今すぐ引き帰させてくれー!と思ったが、行くしかなく、心臓バクバクさせながら進んだ。
ほとんど涙目。

うちは旦那と長男二男が電気工事屋。
屋根裏に顔をつっこんだり、床下にもぐるなんて事も多々ある。
子らが電気屋になる前から旦那の現場を手伝っていたが、天井裏と床下は絶対に無理!だった。
もぐらない程度で道具を渡す、くらいしかできない。
今、そんな場面になっても、屋根裏と床下は絶対、無理!
そういう点でいうと、掃除するためにコタツの中ににもぐるとかも、無理。
コタツは好きだ。
だが、足をいれて暖まるもんで、頭からもぐるもんじゃない!

大好きな作家さんディーン・クーンツの小説で『ピラミッド』ってのがあって。
まぁ、ピラミッドの中に入っていくのだが、描写が緻密すぎて過呼吸になりそう!
とはいえ、読むのをやめちゃうと最後どうなるかわからないから、やだーーー!やだーーー!って思いながら全部読んだよ。
結果、お話の最後がどうなったか?なんて覚えちゃ~いないんだけど、『ほっとした』の感想しかなかった。

それと同じかどうかわからないが、エレベーターが嫌い。
立てるから大丈夫って思っているから乗れるし便利に使いはするんだけど。
何回何十回、数えきれないほど『エレベーターに乗っていて、エレベーターが落ちる夢』を見ている。
シチュエーションは様々。
自分の脳みそ、よくこんなにバリエーション豊富に構成できるな?!って思うほど。
すごない?
脚本でも書くか???くらいのバリエーションよ。

身体が通るか通らないか?くらいの穴を通る夢も見る。
つい、一昨日も見た。
恐怖でしかないけれど、否応なく吸い込まれていく、もしくは落ちていく。
夢の中で『気が狂いそうだ!』って思いながら目を醒ます。
夢でよかったー!って思っているのに、そこから寝たらまた続きを見たりする。
私の脳みその問題なんだろうけどね?
なんでイヤなもんを見るのかな???

テレビ番組で洞窟に入る映像なんかが流れると、家族が『おかん、ダメでしょ?』とか聞いてくる。
背がたたない、屈んで進まなきゃいけない映像は、イヤ。
無理!って目を逸らす。
どんなに狭くても、立てて頭の上があいているなら平気。
でも、そこに水があったらだめかも。
洞窟に水いっぱいで、潜らなきゃいけなおなんて、最悪!

もちろん、風呂とかプールとかは平気。
プールに潜るのは問題ない(何十年、プールなんて行っていないが。そもそも『水着?』だからな~(苦笑))
風呂は若い頃は大丈夫だった。
温浴施設とかだったら大丈夫(やらないけど)だけど、潜りたくはない(いや、潜ったり泳いだりはダメだろ?)
これは別要因で、ちゃんとダメな理由はわかっている。

さて。
では、要因のわからない『狭いところがイヤ』
何に起因しているんだろ?と、何度となく考えた。
そりゃー克服できるならしたいし。

でも、まったく思い当たらない。
小学生の頃、洞窟探検の小説とか大好きだったし(描写に立って進めないところはなかったから?)とりたててイヤな思いをした記憶もない。
ただ、物心つく前の話なら、聞ける両親はもういないし、闇の中だ。

深層心理なんだろうなぁ?とは思う。
もうとっくに還暦を過ぎているのに、未だにこんなに体感で『イヤ』な事が刻み込まれるって、よっぽどの事じゃないのか?とは思っている。

もはや知りようがないのがもどかしい。

実生活では極力避ければいいだけなんだけと、夢だけはどうにもならん。。。

やはり、脳みその中の事か。。。
解明される時はこないんだろうなぁ???

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