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ぼっちになれない

妊娠中から激ハマりしていたゲーム実況youtuberの<3人称>鉄塔さんの本がでるというので早速いそいそと購入して読みました。

ご本人の飄々とした感じとあまり何も意識せず友達付き合いをしている人へのコンプレックスみたいなものを感じつつ、やっぱりユーモアがあって
とても面白いです。ただ、マジボッチを経験したひとはくるものがあるかもしれません。

と、わたしはボッチでいたことあっただろうか?と読みながら考えてみたのですが割と人に囲まれて人生を過ごしてきたなと。

勉強したいことがあって女子大にいったときに本当に女子の付き合いみたいなのに辟易してしまったことがあり、社会人になったらもっと人に振り回されずに生活しようというのが抱負でした。

で、私が就職したのは男子が90%のエンジニア業界。わたしは小さい頃からプログラムを書いていたのでそちらの道に行くのは自然でしたが、なにせ10%しかいない女子が徒党を組みたがる。気持ちはわかる。気持ちはわかるけど

昼ごはんの時間になったら
「ご飯に行こう」
飲み会があるって言ったら
「飲み会行く?」
全体会議があったら
「一緒に行こう」


そのうちトイレに行こうとか言い出しかねないんじゃないかとおもって息苦し全開だった。たまたま、同じ会社に入社しただけで共通点があるわけでもなく、何故こんなに一緒にいなければならないのかと、私よ社会人の抱負を思い出せ!ということで事なかれ主義の私でしたが

「仕事が忙しいから一緒に御飯に行けない」

と意を決して言いました。
そして、何度かこのやり取りを繰り返していると、先方も私の離れたい気持ちを組んでくれたのか誘うことはなくなり少しずつ距離が離れ「しめしめ思惑通り」と思ったものです。

ところが!私があまりにも一人でご飯に行くもんだから少し上の上司が心配して、私をご飯に誘うようになったのです。さすがに、上司の誘いを断る勇気もなく今度は誘われるままに上司とランチ。

その後、その上司にやたらと気に入られ飲み会やらなんやらに誘われるようになり私の短いボッチ生活は終わったのでした。

なんだかんだと上司とすごく仲良くなってしまい色んな人を紹介されやたらと奢られホクホクでした。

その会社を辞めた後、疲れていた私は上司の行きつけの小料理屋でしばらく働いてその時も、上司の奢りでビールを飲みまくっていました。

賽助先生のように人間関係という渦巻から少し離れてしまう人もいるけど、私のように渦巻から少し距離をおきたいのにやっぱりいつのまにか吸収されてしまう人もいるのかなと思いました。

ボッチマウントわたしもとってみたい。


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