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柔軟な剛腕、オードリー・タン大臣

実は今日、台湾のオードリー・タン大臣に関する記事・映像をみた。惜しかった、東京オリンピックには来られなかった。多忙なのだろう。しかし私自身台湾生まれの台湾育ちだし、終戦後日本に引き揚げてきた人間、いわゆる湾生(台湾生まれの台湾育ち:台湾二世?)だから、オードリー・タン大臣親しみを感じている。

若いし柔和なあのお顔である。おっとりしている。なにしろ宝の島だ。飢えることはない。その台湾の若き指導者なのだ。

でも老人の想像では外省人の血が混じっているなと思った。外省人とは毛沢東から中国を追われて台湾に逃げてきた中国人のことだ。本来の台湾人とは違い、抜け目がなく、頭もいい。

ただ当時の事情から台湾内では周りを警戒しなければならなかった。たぶん台湾では生きにくかっただろう。子供の頃は本島人の子供に虐められた、そんな過去を持っている気がする。・・・想像である。

親たちは蒋介石軍の権力で、ブイブイ本島人を虐めてきたんだろうし、政治経済の中心は外省人だった。しかし、子供の世界ではそうはいかないから、気を遣って生きてきた、その結果引きこもり気味になり、結果的にパソコンに熱中した。

こんな感じかな。老人の空想である。

でも、それだから、天才は開花した。天才官僚高橋さんと似ている。違うところは権力になじまなかったことだ。それに台湾人がやっと政治や経済に頭をもたげてきた。今の蔡 英文総統が誕生したのも運が良かった。男のように権威にこだわらない。まして多様化を積極的に推進する時代でもあった。

性差、人種差、好みの差、などを排除するジェンダー思想が世界的な潮流となったことも幸いしただろう。

日本人はすぐブランドになじむ。自分の考えがない。東大卒、ハーバード留学、MBA?  世界標準規格? 何だか知らんけどブランド大好き人間がおおい。でもさ、本田も、パナソニックも、ソニーも、京セラも雑草的下町工場から発展して、世界のブランドになんたんだよ。

東大ブランドなんて、ある?日本学術会議以外に?

失礼! 近いものはあった。東大医学部沖中内科、今の虎の門病院ね、

それに全学連東大インターンの「内なる東大を壊せ」だよ。

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満85歳。台湾生まれ台湾育ち。さいごの軍国少年世代。戦後引き揚げの日本国籍者です。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び頑張った。その日本も世界の底辺になりつつある。まだ墜ちるだろう。再再興のヒントは?老人の知恵と警告と提言を・・・どぞ。