♯62何も語らなくていい“許し”が救う居場所カフェ

田中さん

いやあ、年度末のドタバタで更新を滞らせてしまって申し訳なかったです。

特に、締め切りを過ぎた原稿を一本抱えてて(汗)、それが入稿できていないのに、無風状態が更新されていくとうのはクライアントに申し訳なく思い、書けなかったのでした。生真面目担当石井ですm(_ _)m

とはいえ、3月6日の無風トーク@関西カウンセリングセンターは、楽しんでいただけたようで良かったですね。

ぼくと田中さんがもっと対談形式で語り合った方が良かったというアンケートもあったけど、熱のこもった質問や相談にちゃんと答えたいという思いもあるので難しいですね。

さて、カフェ事業の話の続きです。この間、ぼくはクラウドファンディングの寄付者に対するお礼の一部をお送りしたときに、こんな文章を添えました。

特に相談なんかはしていないんだけど、温かいココアを渡す「はい、どうぞ」「ありがとう」というやり取りの中に、何も言ってくれなくてもいいし、話したければいつでも聴くよ、という“許し”のようなものを感じる、と。

ぼくは以前、田中さんに、成熟した居場所は沈黙を共有できると言ったことがあるけど、あれと近い感じを、この頃の「ぴっかりカフェ」には感じるんですよね。

それでいて、先生が困っている生徒や卒業生に出会ったとき、「ぴっかりカフェの石井さんに相談してみたら?」と言ってくれれば、顔が浮かぶ、キャラがわかる。これで相談の敷居はほぼないに等しい。

今後の発展とか展開とかにものすごい期待感をぼくは持っています。

写真は昨夜名古屋で食べた「はんぺん」です。茶色くてびっくりしました。

                                いしい

石井さま

無風状態、久しぶりですね!! 僕もこの間、企画書やらプレゼンやらいろいろあってたいへんでした。

でもそのかいあって、たぶん来年度も西成高校の「となりカフェ」は維持できそうです。維持できればこれで4年目のとなりカフェとなり、ある一定の社会資源として定着できたのかな、と思っています。

僕は石井さんほどがっつりとなりカフェには入っておらず、メインは先生方との会議出席なんですが、たまにとなりカフェでの雰囲気を見ていると、なんというか、「居場所」そのものが生徒たちを癒やしてるのかなあとも思います。

逆に、いわゆる個別面談のようなものはしんどくなる生徒さんもおり、密室の面談室ではななく、居場所という開かれたコミュニケーションの場そのもので過ごすほうが楽になる生徒さんも多いみたいなんですね。

もちろん、面談室でがっつりソーシャルワークさせていただく生徒さんもいます。が、そんな生徒さんにしても、一方では「居場所の力」を求めている部分も大いにある。
その力のひとつが、「許し」なのかな。おもしろいですね。

スタッフは、居場所で出てきたバラバラのトーク(情報)を、パッチワークのように縫い合わせていく。それが夕方の振り返りミーティングであり、ケース会議なんだと思います。★

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