非常事態の難しさ・・

今朝のこと。

11階建てのマンションの最上階に住む私はいつものように太陽を愛でながら洗濯物を干していました。

あと少しで干し終わる頃、そのベランダの下からモクモクと煙が上がってきて、あっという間に部屋まで充満。鼻の奥の粘膜がすぐに痛くなった。
息子も臭い!煙!と叫ぶし、確かにこの煙は尋常じゃない!と判断した夫が逃げろ逃げろと上着を差し出してきた。
楽器は持っていくか、とか聞いてくる。

いやいや、ちょっと待ってよ。
でも確かにこれは火事だ・・・。どうしよう、119だよね、マンションの非常ベル鳴らすのが先?
あ、お隣さんにも声をかけなくちゃ。

って色々考えて実行したのは非常ベルを鳴らすことだけ。
鳴らしたあとは、外に出ようと、息子に上着を着せたり、部屋着だった私はズボンを履き替えたり・・・いやいや、そのまま出たらいいやん、、なんだけど、なんか外に出る支度で手間取って・・・。

非常階段を降りていたのだけど、全然火元が分からない。これは何ともないのかも、と思って煙が見える自分の部屋まで戻ってみました。
そしたらまだ焦げ臭かったけど、煙は落ち着いていたので、夫だけ駆けつけた管理会社の人に報告するべく外に行ったけど、息子と私は日常の続きを始めました。

管理会社の人は一軒ずつ回って、火元がないか確かめたけど、どこにもないから、外からの煙と判断したらしい。

でもあんな勢いでベランダの下からくる煙が部屋に充満したのに、外からな訳ないやん!って思ったけど、多分火元になった家の人は「うちじゃないです」って否定したんだろうな。

しかし、非常ベルは一番に鳴らすべきじゃなかった・・・管理会社の人にも非常ベルより119番先にしてくださいって言われたし。

本当の火事じゃなくてただほっとしたし、その後の日常の愛おしさが身に沁みたけど。。何だかもやっとする出来事でした。

でも私たちは、いつも避難訓練をしておかなくちゃなぁと反省できてよかったです。

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