「ふーん」

こんにちは、moneです。
今日はセクシャルマイノリティのカミングアウトについて書こうと思います。

わたしがセクマイを自認したのはここ最近で、わたしはとうに大人で、結婚して実家を出ていました。

自分がセクマイであり、ノンセクシャルという部類に入るのだと気づいた時(当時はノンバイナリージェンダーの存在を知らなかった)
「親になんて説明すればいいのだろう?」と考えました。

自分の性癖趣向をわざわざ親に伝える義務はないのですが、わたしは親に自分の存在を認めてもらいたい欲が強かったので、カミングアウトしようと思ったのです。

しかし、親はセクマイはおろかLGBTQすら知らない人間です。
わたしはどこから手を付けていいのか分かりませんでした。
現在はコロナのせいでなかなか会えませんが、親とは週に一回お茶をする約束…というか、暗黙の了解がありました。

LINEなどでカミングアウトしてもいいとは思ったのですが、やはりこういう大切なことは顔と顔を合わせてやらなければならないと思いました。


そして、母親とお茶できる機会が設けられ、私は何の気もなしに「LGBTQ」って知ってる?と母親に聞きました。
母「知っている。それがどうしたの?」と逆に質問を受けたので、私は世間にはセクシャルマイノリティという言葉があること、そして自分の娘がノンセクシャルであるという事を思い切って吐き出しました。


母「ふーん」


普通にショックでした。ふーんて。

「何とも思わないの?」と聞くと「私にはそういうのは覚えられないからわからない」と言われました。

わたしは、「お母さんは私に興味がないのかな」と少しショックでしたが、母親は興味のない事、自分が関わらないものは脳みそに入れない人間なので、仕方ないかなと思いました。ショックでしたが。否定されたり糾弾されたりしなくてよかったと思います。

きっとこれが同性愛だったら、結婚してなかったら、また違ったのだと思います。
うちの母親は、同性愛の人たちがについて「理解できない」と言っていたのを今でも覚えています。
最悪のパターンとして、もし私が同性愛だったら。きっと私と母はわかりあえないままだったのかもしれません。


でも私は、私がどういう存在で、どう生きていきたいのかを親に認めて欲しかったのです。
それを「ふーん」で終わってしまったので、肩透かしというか、なんと言いますか…

けれど、母は私に「孫を産んでくれ」とは絶対に言わないし、私も「子供は産まないつもり」という事を言ってあります。
妹は結婚願望や子供が欲しいみたいなので、そういう所は妹にお任せしようかなと思う所です。妹がいてよかった。

親にわざわざカミングアウトしなくても生きていくことはできます。
けれど、セクマイとして生きていることを恥じたくない。堂々とセクマイを名乗って生きていきたい。
それにはまず、親に認めてもらうことから始めたらいいのかなと思ったのです。

なので、めげません。
親にセクマイを理解してもらう為には行動を起こさなければなければ。
勿論「もう了承を得たレベルではないか?」と思われるかもしれません。
だけど、お互い腰を据えてセクマイについて話したわけでもありません。

認めさせる、というと少し傲慢な気もするので、
理解してもらえる。そういう人がいるって知ってもらう事から始めようと思います。

次にかーちゃんに会う日がいつになるか分かりませんが、必ずセクマイについて納得いく方向へ持っていけるように努力します。頑張ります。


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