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デザインフェスタのブース工夫

造形活動報告のブログに書くのもなんかちがうなって思うのでこの辺で。

狸原ムジナではなく穴熊舎の活動の話ですがまあいいでしょう。
大した名義の違いではありませんし。

自分は「穴熊舎」という屋号で、デザインフェスタを初めとするアート系といっていいのだろうか、そんな感じのイベントに出ています。最近は出れていませんが、クリエイターズマーケット・博物ふぇすなどなどのイベントや企画展にも参加しています。
きづいたらもう10年くらいやってるらしいです。

最近ようやく造形活動で出ているイベントのブースレイアウト試行錯誤が終わりました。
やっと見られるようになったかな、という感じがします。

ブース設営試行錯誤のきっかけ

完全に什器レンタルをお金をケチりたかったから。

イベント参加はとにかくはお金がかかる。
自分は地方住まいなので、出店費用に加えて交通費・駐車場(基本車両搬入)・ホテル代・飲食費などなど…なかなかの金額が飛んでしまう。

なんとか安くできないか…?

レンタル什器を、キャンピングテーブルにすれば安くなるんじゃね?
椅子も借りちゃえば安くなるんじゃね?
キャンピングテーブルだとチープに見えるから布で覆おう。

よしよしイケるぞ、くらいのノリでスタートしたわけです。

※私がイベントに出展しはじめた頃はキャンプブーム以前だったので、近くのホームセンターで買えるキャンピングテーブルなんてぺらぺらアルミの見た目にも安いやつだったのです。
今は木目調とかおしゃれなのが結構安くでているのでいいな…とはいつも思ってます。


技術がないので安く仕上げようとすると安っぽく見えるままになるわけです、これが

最初はそれで満足していたのですがだんだん気になってきたわけです。
私がDIY得意マンだったらいいのですが、そういうわけではないので、安く済まそうとすると安っぽさ、チープさが目にとまるわけです。
什器がチープに見えると作品もチープに見えるわけで…

バックヤードが見えるとごちゃごちゃしていて、セキュリティ的にも見た目にもなんだか嫌だな、となってきました。
実際お手伝いでもなんでもない人がブースにいて悲鳴をあげたこともあります(バックヤードに入りやすく見えたらしい)。

というわけで色々考えて工夫をし始めました。

人の目に映るように高さを出そう。
作品に目を止めてもらうためにブースから雰囲気作りだ。
照明を使えば明るくなって目を引くかも。
嵩張ってきたけど全部車で運べばなんとかなるなる。

ひとはこれを無計画と言うのだ。

結果


2022年11月19日のブース
角地だったので良立地でした。共同出展の織燈屋さんの作品はこちら側に

これです。

作品が小さいものなので周りの目をシャットダウンするように、テントフレームを設置した上で天幕(防炎)を張っています。
のれんは屋号アピールと、テントフレーム隠しを兼ねてます。
変な商店、が目指すところなのでその雰囲気作りもあります。


目を引くように視線の位置の高さになるひな壇什器、机の下のスペースがもったいないのでキャンピングテーブルは引退して、オーダーした棚がベースとなっています。棚にしてしまえばテーブルに布を弾かなくてもいいから便利。
私は手際が悪いのでテーブルクロスをきれいに敷くのが苦手なので棚にしてよかったと思っています。きれいにね、布が敷けないんです。

あとは見てほしいポイントと、棚の下の段は目が届かないのでLED照明を設置しています。
マグネットで取り外しできるように改造しました。
みなさん照明で照らした場所を見てくれます。

今回は角地だったので、搬入用のコンテナを積み上げて天板を机代わりに。
こちらは友人の織燈屋さんの作品を置いていました。
コンテナは横から開けられるようになっているものです。中に梱包材などを収納して、バックヤードを整理しています。
折りたたみコンテナなので、撤収時に荷物が少なくなっていたら畳めるのも便利です。頑強な作りの分、結構な重さがあるのがちょっとネックですが妥協ラインです。


2日目。

やっちまったな、と思って修正した2日目。
というのも、カウンターにキャスターを取り付けて移動させて、そこから出入りを想定してたんですが、ビッグサイトにはところどころ鉄板があるんです。
引っかかってキャスターが動かん。
なのでバックヤードに移動しました。
カウンターの裏側は棚になっているので、お金や小さい梱包類が置けて重宝しています。

搬出入は軽自動車なのでそろそろ限界

これは全て折りたたんでうまいことパズルをすると、積載量のない軽自動車にもしっかり収まるんです。
助手席にも人が乗れます。
さすがにそろそろ限界なので、車も10年以上乗ったので買い替えたいですが、まだ余裕があります。
今回、念願のルーフキャリアバッグも買ったのでさらに余裕ができました。

Rightline Gearのルーフキャリアバッグはいいぞ(ステマではないです)。
これは本当に便利でした。高速道路でも不安感はなかったです。
ルーフレールなしで設置しましたが、私の車ではフックがうまく引っ掛からなかったのでやや変態的な固定をしていました(固定の強度に問題はないです)。購入される際には気をつけたほうがいいかもしれません。

節約にはなってないけどこってよかった、なぜなら楽しいから

話のたねになったり、見てくれる方が増えたりした実感もあるので、ブース工夫するのよかったなーと思ってます。
なによりいろいろ考えるの楽しい。

ちなみに今回つかってない什器もまだあります。イベントでわりふられるスペースや、搬出入を車にするか否かで組み合わせを変えています。
結果的にお金はかかってしまってます。節約どこにいったんだ。

ブース過去の歴史


かなり初期。なんとかバックヤードを隠そうとしていた頃。
ついたては水貼りパネルを使い、不安定なのでC型クランプで机と固定しています。


暖簾を垂らしたくてテントフレームを買う。
暖簾を間違って紺で買ってしまったため、屋号をシールで誤魔化している。
この頃からオーダー什器を覚え始めました。
ものが置き切れなくなってきて試行錯誤を始める。
和柄の布を垂らしたほうが良さそう!と始めたが、どう考えても目がちらつくのですぐにやめた。
棚はりんご箱のアレンジで搬入の入れ物も兼ねていました。


前々回(2021/11出展)
参考(2022/5出展)
愚かにも暖簾とひな壇什器を持ってくるのを忘れ、15分くらい設営中に虚無になり、必死に設営した時の写真。


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