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破損データの吹き溜まりとなった混沌のスラム街”Net Slum”を歩く。【VRChatワールド紹介】

今回訪れたのは、60氏作のワールド
Net Slum
バンダイナムコゲームスより発売の「.hack//G.U.」に登場する
ネットスラムという場所を再現しているらしい。

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Wikipediaより引用)

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ワールドに入って最初に目にするこの人工物。
頂点には歪んだ太陽のようなものが祀られている。
二つの金色の鳥居がそれを守るように傍らに控えていた。
信仰の対象としてはあまりにも禍々しい。
ここに辿り着く間に本来の姿を失ってしまったのだろうか。

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原作の世界観によると、
ここNet Slumはデータの残骸が集まる世界なのだそうだ。
ワールド内には世界観がバラバラのオブジェクトが散見される。
廃墟同然のビルに、中世ファンタジーを
思わせるポーションの看板が掛けられている。

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建物には炎のエフェクトのようなテクスチャや乳児の鼻の画像などが
無秩序に張り付けられている。

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異様な雰囲気の街道。何やら展示してある。

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キャラクターのアバターのようだ。
「ヘルバ」という原作の登場人物らしい。

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明かりはあるものの、生き物の気配は一切ない。

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ワールドの奥にはスペースがあり、近づくと鏡が自動で起動した。
それなりにこの世界観に溶け込んでいるプレイヤー。

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この世界で唯一まともなのは街灯くらいのものである。

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テント状の小屋…だろうか。
モンスターハンターなどに近い世界観の次元から
やってきたのかもしれない。

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ワールド中央に戻ってきた。

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金色の鳥居。

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遠くの空は世紀末を思わせる不穏な色合いだ。

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これ以上探索する場所はなさそうだったので、以上で散歩は終了。

感想

コンテンツは少ないが、雰囲気だけでも十分に楽しめるワールド。
特に、.hackをプレイしたことのあるユーザーであれば懐かしさも感じられるかと思います。どのようなフィルターを掛けているのかは分かりませんが、PS2など、あの頃のプレイ画面特有のちらつきやテクスチャの粗さのようなものも感じられ、テレビゲーム黎明期を思い起こさせるという点で
何だか嬉しくなってしまう不思議な世界観です。父親の買ってきた訳の分らないゲームをわくわくしながら遊んでいた子供時代を思い出します。BGMは原作の音源を使用しているのだと思いますが、こちらも独特ながら耳に心地よい曲でした。こういうのは説明されるよりも、「この世界で一体何が起きたんだ…?」というのを自分なりに考察しながら歩くのも楽しいのではないかなと思います。

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