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南の島でバカンス気分”Tropical Island Villa”を歩く。【VRChatワールド紹介】

今回訪れたのは、Mycelium氏作のワールド
Tropical Island Villa
白い砂浜とエメラルドブルーの海が美しいワールドだ。

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ワールドに入ると、プレイヤーはまずこちらの建物を正面にスタートする。
白を基調とした建築で、爽やかな印象だ。波打ち際によく映える。
建材に使われている木材の色褪せは潮風や
吹き付ける雨による風化を表現しているのだろうか。

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波打ち際にボートがあった。
色とりどりのサンゴ礁と貝も見える。

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ボートには座ることができるようだ。

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南国にそぐわないスーツ姿のプレイヤー。なんとも暑苦しい。

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こちらのレバーに触れると、エンジンを始動できるらしい。

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ひとりでに動き出すボート。置いて行かれぬよう、慌てて飛び乗る。
遠くに見える孤島へ向かっているようだ。

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途中、サメと遭遇するも襲ってくる様子はなく、
正面を横切ってどこかへ行ってしまった。

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孤島に到着。ヤシの木が3本生えているだけの小さな島だ。

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一番大きなヤシの木にはブランコが吊り下げれており、
ゆらゆらと揺れている。風が強いのかもしれない。

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揺れるブランコ。高い場所にあり届かない。座る手段はなさそうだった。

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孤島のそばにはマンタ(大型のエイの一種)が回遊していた。
このマンタに触れると背に乗せてもらえる。
孤島を中心にぐるぐると円を描きながら周回しており、
孤島の全貌を観察するには丁度いい。

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孤島の浅瀬に紫色の巻貝が落ちていた。この紫色の巻貝はワールド内のいたるところに隠されており、集めると何かが起きるらしい。

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孤島には小さなビーチパラソルが立てられている。
その下では、なぜかヒトデとスポンジが日光浴をしていた。

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ピンク色のヒトデ。手に持って観察することができる。

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カステラのようなビジュアルのスポンジ。
ヒトデとスポンジ…この既視感の正体はまさか…

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その通り。あれはスポンジボブと親友のヒトデ、パトリックだ。
この看板には2018年に惜しくも57歳の若さでこの世を去ったアニメーター、
ステファン・ヒーレンバーグ氏を追悼する内容が書かれていた。
ちなみに、この看板に触れると二人は元の位置にリスポーンする。
邪魔をして悪かったと反省しつつ、散歩に戻る。

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画像右側の黄色いスポンジがボブ。ピンク色のヒトデがパトリックだ。
(InspiredImagesによるPixabayからの画像)

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HOMEと書かれた道標とポータル。
ここをくぐれば元の島に一瞬でワープする。

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最初の島に戻ってきた。先ほどの孤島が水平線上に見える。

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波打ち際を歩いていると、先ほどの孤島とは別の島を見つけた。
(プレイヤーは泳がないので)徒歩で渡ることを試みるが…

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島は動いていた。よく見るとヒレのようなものが上下している。

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水中から確認した動く島。
その正体は背にヤシの木を生やしたウミガメだった。

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ウミガメに近づこうとすると、途端に視界が暗くなった。
どこからか叫び声のようなものが聞こえ、ただならない雰囲気に。
これ以上近づくなという警告だろうか。

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ウミガメが回遊している場所は水深が深く、
近づくことはできても触れることは出来ない。
接近を諦め、元の島に戻ることにした。

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シャチ型の浮き輪があった。

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上に座ることができる。

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建物の正面。ここでのんびり読書するのも楽しそうだ。

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ワールド製作者の名前がタイトルに書かれた本。

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焚火を点火する。近くに丸太のベンチもあるので、
夜間に火を囲んでのんびりするのも良さそうだ。

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打ち捨てられたボートの残骸。
中に紫色の巻貝があったので回収しておく。

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船の中にいた魚。

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建物の裏手には庭があった。

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ここではバスケットボールのシュート練習ができる。

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筆者も3回ほど挑戦してみたが、すべて失敗に終わった。

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ピクセルで描かれたヤシの木。ホログラムのような光り方をしている。

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サンゴに擬態した魚の写真が表紙に載せられている本。
このワールドの製作者は自然への関心が高いようだ。

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なぜかけん玉もあった。
VRではなくパソコンのスクリーン上でプレイしている筆者には
うまく扱えなかった。

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緑色の巻貝。これに触れると孤島へのポータルが出現する。

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建物の正面玄関にはプールが備え付けられている。
海水を洗い流すものかと思いきや、
このプールも海水で満たされているらしい。中にいろんな生き物がいる。

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プールの中にイカがいた。「イカを撫でる」という表示が出るが…

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触れるとイカは墨をはいて逃げてしまった。

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プール内部の様子。

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イソギンチャクと小さな魚。

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白い毛並みの生き物がいた。

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猫…?だと思われる。オブジェクトとしての扱いをされているらしく、
手に取って観察することができた。

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元の場所に戻してあげた。

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ワールド製作者の名前のプリントされたコーク。

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テーブルの上にラジオがある。これに触れると、音楽を再生できる。

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音楽はこの3曲から選べる。

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正面玄関から入れる部屋の一つに、海中の写真が飾られている。

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触れると、小さな魚が写真から飛び出してきた。

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魚たちはそのまま海へと消えていった。

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クエストと書かれたリスト。
実績を達成するとラインが引かれていくようだ。

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建物の中に入ると、禍々しい頭足類のアートが飾られていた。
触れると何かが起こるらしい。

Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn
(死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり)

と書かれている。

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触れると紫色に光りだした。筆者は正気を失った。(SAN -999)
※何のことだかさっぱりという方は、
クトゥルフ神話TRPGを参照してみてください。

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オプションメニューもある。
ワールドを夜に変えることもできるらしい。

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夜モードを起動。外が真っ暗になった。

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海岸に光るものを見つけたので近寄ってみると、イカだった。

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昼間に戻して、建物の2階へと進む。

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紫色のスイッチを発見。

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裏庭に大きなボードが出現した。ピクセル化したプレイヤーが映っている。

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クジラの写真。「召喚する」と表示されている。とりあえず起動しておく。

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2階の様子。いくつもの写真や絵画が飾られている。

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ベランダには寛げそうな場所があった。

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日陰になっていて涼しそうだ。

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屋上へと続くポータル。

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屋上に上がると、遠くでクジラが空を飛んでいた。
先ほどの「召喚する」でこのクジラが出現したようだ。

無題

最後に、島と建物の遠景を。雲や遠くの陸地の見え方がリアルで美しい。
陸地の上部が空気の層で薄く青み掛かっている表現は
こだわりを感じられて特に良いと思う。
散歩というよりは、旅行から帰ってきたかのような満足感があった。

感想

非の打ち所がない、素晴らしいワールド。製作者の自然と海への情熱が伝わる傑作です。おそらく、一度訪れただけでは見つけきれなかったギミックや隠し要素がたくさんあると思います。紫の巻貝をすべて集めたときに何が起こるのかもまだ確認できていません。気軽にバカンス気分を味わいたい人、海が好きな人、宝探しが好きな人はぜひこのワールドを訪れるべきです。俗な言い方ですが、海を背景に自撮りするだけで、簡単にリア充がインスタグラムに投稿するような洒落た写真が撮れます。こんなに満足感のあるワールドは本当に貴重です。ぜひ足を運んでみてください。

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