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もういない○に言ってもしょうがないんですけどね

私が文章を公開し始めたきっかけになった、
勝手に恩師と仰いでいた方のTwitterを
久しぶりに見に行ったら垢消しされてて
予兆はあったけど
本当に消しちゃったんだなと思った

その人の紡ぎ出す一言一句が好きで、
スマホで気軽にブログにアクセスできる時代に
親にバレないように何十枚もその人の文章を
印刷してた その紙の束は部屋で1人の時、つらい時、いつだって見返しては言葉を噛みしめて目に焼き付けて、自分のものにしようとしてた
なんでこんなに凄いのにまだ誰もいいねをつけないんだろうって勝手ながら歯がゆく思った夜もあった

彼女はいなくなった

でも過去のログを読んだら
その人の嵐に自ら立ち向かっていくみたいな
男勝りな、強くて格好良い、
私が大好きだった立ち振る舞いが
生き生きと思い出されてくるほど、
やっぱりその人は文が上手くて、
そのログが墓標みたいに思えてきちゃったから少し泣きそうになった

もうちょっと私が早く大人になれていたら
対等に語り合えたんだろうな
今の近況をいち早く知ることが
できるほど仲良くなれただろうな
なんてあったかもしれない未来を
想像してしまうほどには好きだった

その人が初めてライターとして世に出したあの記事をどこか、お気に入りとかに貼り付けてないだろうか、何の賞を取ってたか記録してないだろうか、って記憶をまさぐる。祭りのあとの後悔に浸っている。今でもその文を追いたい。追い続けたい。その人の曲のログを見るためだけに契約してるApple Musicを、もうほとんど使わないのに、学生料金ですらなくて高いのに、私はサブスクを切れない

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