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【第1.5回?】ハンドパンの周波数特性を見よう!

今回も少しオタク向けAND自分のためです

前回第一回目では「ハンドパンの一音には根音+オクターブ+(オクターブ+五度)」が含まれていることをFFTを用いて明らかにしました。

もうちょっと疑問を持つ方…

「前回はトーンフィールドのみで実験したけど、トーンフィールドで出てたオクターブと五度の音はハーモニクスとちゃんと一致してんのかよ?」
「ハーモニクスもちゃんと測ったのかよ?」
って方いませんか?

そう僕です。

さぁ自己満足の測定へ

今回は前回みたいに五回も測って…はめんどくさいので一回でパッパと実施しました。(前回と違うアプリ使ってみました)

結論から言うとハーモニクスはハーモニクスでちゃんと音が確認できました。

よしよし、と思ったところ不思議なことが…

ピーク周波数を眺めていたところ、なんとトーンフィールド及びハーモニクス2種共にある周波数が含まれていました…!


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図1:トーンフィールドの波形


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図2:オクターブハーモニクスの波形

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図3:五度ハーモニクスの波形

なんと、3番目くらいのピーク周波数に偶然かF#4の音が含まれていることが分かりました。MakaiのハンドパンはF#minorなので、何か関係ありありかなと睨んでます…

考察はまたの機会に…
今回は「こんなことが起こった!」って事実を記すだけ

他の音も調べてF#が含まれているか
隣のトーンフィールドがF#だから、たまたまF#成分が入っているのか
メリディアンのDmも調べてメリディアンのAの音ではDの成分が入ってるか…

気になることたくさん出てきてしまった。
う~む考えるのは楽しい。

最後にちょっと雑談

音型を見るにあたりどうして音量最大時(つまるところアタック時)を見ないの?って思う方へ。

アタック音って波形が綺麗に取れなくてごちゃごちゃしてるんです。波形が少し歪んじゃってるんです。だからアタックから少し時間たった箇所を抽出してます。

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図4:アタック時の波形の歪み


話は変わりまして、私以前吹奏楽やってたのですが、指揮者がよく言うことことがあったんす。

「音の形態は三種類ある」

・アタック:最初の音/音の頭ですね
・リリース:音の尻尾 減衰していく過程とも
・コア  :アタックとリリースの間の音の核/安定した状態の音

ハンドパンにおいてもこの「コア」部分が波形においても、周波数観測においても安定しやすいな~とFFTしていて思いました。


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