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2024/03/11【砂糖漬け】

昨日マガジンを作ってみたものの、どうやら月額で料金設定を付けるには何らかのプランに入らねばならないらしいと学びました!なので、恥ずかしいですが公開でしばらく続けていこうと思います。

春になると、砂糖漬けが欲しくなる。
スミレやミントやビオラの砂糖漬けが欲しくなる。

食べたいというよりキラキラしていてきれいだからだ。
砂糖はまるで春の日光をそのまま固めているようだ。

砂糖漬けの初めての記憶は、のばらの村のものがたりに出てきたスミレの花だった。紙を円錐に丸めて、その中に砂糖漬けを入れてもらい食べるのはなんて可愛いのだろう!と感じてそれからずっとキラキラの砂糖漬けに憧れがある。

想像してみてほしい。
野ネズミが持っている砂糖漬けは手のひらサイズだ。
つまり大鶏排だ。キラキラの。
手のひらサイズの花びらにビー玉ほどの砂糖粒をまとっているという事だ。
今考えても、小学生の女子としてはマストアイテムだと思う。

それから何度春を迎えたでしょう。
暖かい日差しに花の香る日は、砂糖漬けに思いをはせるのでした。

正直、砂糖漬けを食べるよりそのまま花を食べる方がおいしい。
けど、憧れはずっとそのままに砂糖漬けのキラキラした光は私の中で輝いているのだ。

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