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大切な本㉟「STYLE BOOK」

大好きな表現者、宮沢りえさん

自分が小学生の時に大きな話題になった「Santa Fe」。東京から遊びに来た従姉妹たちと行ったケーキ屋さんに置いてあって、姉たちはキャッキャ言いながらページをめくっていたけれど、自分は気恥ずかしくて一緒に見られなかった記憶がある。

その後どこで手にとる機会があったのかはっきり覚えていないけれど、大人になって見た彼女の肢体は全くいやらしさがなくて神々しく輝いてた。今はぐっとスリムになってしまったけれど、いつもどこか哀し気な雰囲気を纏う彼女の演じる役も常に危うさが絡みついているようで、勝手に共感をおぼえたり無意識のうちに引き寄せられる独特な魅力がある。

映画「トニー滝谷」でたくさんの服を次々に纏う姿からは、ファッションモデルとしてのセンスも滲み出るようだった。映画も原作もスタイリッシュで大好きだ。

センスもないしファッションへの感度も高くない私だけれど、「STYLE BOOK」はがこれまで読んだなかで断トツで大好きな❝スタイルブック❞。当時図書館に勤めてて、自らリクエストカードを出して図書館の蔵書にも入れてもらったっけ。

印象に残っている小説が実写化されるとき、彼女が演じると知ると余計に観たくなる。川上未映子さんの作品の実写化があれば、ぜひぜひ宮沢りえさんに演じてもらいたい。


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