空間デザインの2軸

2020年は、顧客が建築に明るい顧客ということで、デザインの言語化とデザイン力について試され、勉強の多い1年であった。
また、他社のデザイン事務所と絡む機会の多い年であった。

某インテリア会社I社とのやりとりから考えること。
インテリアのプラン(座席)、ゾーニングの考え方、言葉のチョイスの説得力は流石と思えるところで、こういう風に説明すべきなどいろんな学びがあったが、
逆にパースに起こしてみるといまいちで軌道修正が必要なことが多々あった。
ここから学べるのは、空間に起こしてみないと判断できない言語化できていないことが多様に存在するということ。

一生懸命考えたアイディア、ストーリーと、起こしてみた空間に乖離がある場合、どちらかを一度分解する必要がある。
空間のポテンシャルを最大限に活かすことと、作成したストーリーが乖離していることはかなりある。

このセットをより良くしていくことを自転車式発電機に例えてみよう。
これをより良くしていくためには、この両輪を回転させ続けて、どんどん輪を広げる、正円に近づけていくこと。
それをするためにどちらかをブラッシュアップしたら、またどちらかを見直す、補強する、
本当に大事な部分を考えて、残していく(やみくもに壊す癖がわたしにはあるので、それはやらない。)
その両軸でデザインを補強していくことが必要だと学んだ。

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