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MBA受験②:GMAT 単元別使用教材

2021年夏Intakeで留学することになった私のGMAT受験スケジュールは大体以下の通り。
元々、4月までにIELTSを、5~9月でGMATを終え、9月から年末にかけてじっくりResumeやEssayに取り組んでR2と考えていたが、実際にはGMATが11月末まで延びるという事態に。

2020年
5月中旬 初回530点、キャンセル
8月末  濱口塾で勉強を始め、直前の1週間夏休みを取って勉強、610点
9月末  前回から1か月費やしたのに630点、落ち込む
11月末   試験直前は文字通り吐きそうだったが、予想外の690点で歓喜
                 (VR: 34, QA: 49, AWA: 5, IR: 4)  

別の記事で予備校については記載したが、それ以外に使用した教材やサービスなどを単元別に記載していこうと思う。


Verbal

一応帰国子女(4-6歳アメリカ、記憶はほぼない)の枠に入る私だが、大学受験をしなかったこともあり、英文法はすこぶる苦手だし、語彙力も少ない。というわけでまずは単語力!

①単語力アップ:アプリ「iKnow!」
iKnowはテーマ別に多くの単語帳があり、簡単な語彙でも覚えきれていないものがちらほらある私は、1年パックで課金して基本的な単語の復習もかねて以下のコースの単語に取り組んだ。
英会話マスター4000 1~5
GMAT Verbalセクション 1~8
GRE & GMAT Mathセクション1~2
このアプリのいいところは単語の習熟度に応じて、自動的に反復学習させてくれるところ。正直GMATセクションの語彙をマスターしたとは言い難いが、基本からGMAT専用まで幅広く単語を増強してくれた。

②戦略的攻略:アプリ「GMAT Manhattan Prep's」
濱口塾では各セクションの概要と解き方の入り口を学んだが、このアプリでは、難易度別の学習による自分のレベルの把握し、より戦略的な解法(例えばRCの質問文に含まれる特定の単語によって、どういった解答を求められているか瞬時に把握する)などを学ぶことができた。課金すれば問題数もかなり多く、単語帳や試験日当日の戦略や、各セクションのTips動画なども多数ある。なかなかGMATの入り口レベルにもたどり着けず、コンテンツの有用性に気づいたのがGMAT勉強の後半だったので、もったいないことをしたな、と後から反省した。

③全般:Official Guide
言わずがなのOfficial Guide。分厚いテキストが何冊もあるが、テキストを購入すればオンラインでも同じ内容を勉強できる特典がついてくるため、問題演習を繰り返すにはよい。けれども私は濱口塾の問題を解法取得のために使用し、OGはオンライン問題をPC画面で問題を解くことの訓練のために使用した。記憶がもう朧気になってしまっているが、解説は必ずしも腑に落ちるものではなく、次に紹介するWebsiteでみんなの解説を検索しまくっていた。なんで公式でもっとわかりやすい解説を載せてくれないのか。

④優しい解説をもとめて:Webサイト「GMAT Club Forum」
URL: https://gmatclub.com/
ここにはもうめちゃくちゃお世話になった。予備校やOGの解説が納得いかなかったらすぐ検索、世界の優しい人の解説を読む。たまに誰の解説もない問題もあったが、9割方はHP上でヒットしたと思う。


Quantitative

数学は嫌いではなかったが、がっつり文系出身の私は、社会人になってから一切数学に触れていなかったので、数学を解く感覚を思い出すのにだいぶ苦労した。そんな私が使用した教材は以下の通り。

①まずは入口:マスアカ
おそらく9割9分の人が使用したであろうマスアカ。基本を押さえるためには重要。高得点を目指すにはマスアカでは不十分だが、私のような文系はやれば確実に底力が伸びる。
ちなみに教材は手作り感満載で中の体裁も整いきっていないので、残念ながら勉強意欲が向上する見た目ではない。今はマスアカ以外にも「ジェイマス」などあるらしく、個人的にはそのあたりも気になる。

②全般:Official Guide
本番の問題より難易度が低いといわれるOGだが(実際にそうだと思う)、そのレベルが解けなければどうしようもないと思い、マスアカが終わったのちに全問解き復習した。問題の傾向や特徴的な解法を把握するには必要だと思う。

③大量のドリル:アプリ「GMAT Manhattan Prep's」
VRでも紹介したこのアプリ。QAの問題数は872問。超基礎から超難問まで網羅しており、マスアカを終えた後は計算スピードを上げるために取り組んだが、解説が優秀で、複数の解法を説明しつつ最短で計算できる方法を示してくれるので非常に勉強になった。超難問は私から見ると変態的なレベルでそこまではたどり着けなかったが、超基礎を何問も勉強することで、スピード命のGMATに必要な力がついたと思う。

④その他補完:Youtube 家庭教師トライのオンライン教材
これは平方根や不等式に苦戦していた私がオンラインでいいものがないかと検索していた時にたまたまヒットしたもの。この無料オンライン教材を使用して、中学の数学から高校まで、自分が苦手とする単元の基礎を復習しなおした。これがなかなかよくて、学生たちをターゲットにしているので、解説も死ぬほどわかりやすくて助かった。理系で数学を得意とする人は絶対に不要。


GMATを勉強して思ったのは、重要なのは勉強量ではなく、コツや効率をつかむこと。特にVRは解法のポイントを押さえて、大きな差異が見えない選択肢からいかに最短で最善回答を導き出すのか、ということだと思う。そのためには解説をしっかり読み込み理解することはもちろん、その思考フローを再現できることが重要である。これを言うのは簡単だが、実践は本当に難しい。
正直、私自身も2回目以降の試験は手ごたえに大した差もなく、自分の感覚とスコアが比例しないことを実感した。コンピューター方式ゆえの運も影響しただろう。
これを読んでいる皆さんもなかなか上がらないスコアに吐きそうな気持になっているかもしれないが、この記事で紹介した教材が少しでもお役に立てると嬉しい。

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