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MBA受験①:GMAT 予備校について

ハウツー的なものはあまり書けない、と言ってみたものの、やはり私も諸先輩方のブログを参考に勉強させてもらったので、誰かの何かのヒントになればという気持ちで、合格をもらうまでの流れをざっくばらんに辿りたい。


まずは、MBA受験といえば誰もが苦しむと聞き、例に漏れず私も吐きそうになりながら受けたGMAT。

MBA留学を考え始めた初期、IELTSを受けていた頃はまだよかったけど、GMAT勉強を始めてようやく各予備校の費用の高さを知って慄き、結果を出すためにお金を惜しむべからずという諸先輩方のブログを見て震え、私費留学生として悩みにぶち当たった。
ちなみに私はこんな調子で毎回何か決めるたびに大なり小なり悩んでるので、そのつもりでこれからもお付き合いいただけると嬉しい。

とりあえずコスパ良く勉強できるところで!と思って色々なブログを漁り、周りの口コミを聞き、最終的には全く特徴の異なる、「誰もが知る大手予備校アゴス」と「コスト重視の濱口塾通信講座」で悩んだ。
折しも世の中がコロナ対策でオンラインに移行し始めた頃で、アゴスもオンラインに移っており、「予備校」特有の横のつながりという恩恵をあまり受けられないのでは、という心配と、やっぱりコスト!!という気持ちに抗えず、濱口塾を選んだ。

正直GMATについて、必勝の勉強法があるのかいまだに分からないし、濱口塾が自分にとってのベストだったかも分からないけど、濱口塾に対する総括は以下の通り。


濱口塾の通信講座
〈良い点〉
・何より安い(およそ10万)。他の予備校と比較したら破格の値段で一通りカバーできる。
・問題数が豊富。これは元々口コミで聞いていたけど、私は結局全問は解ききらずに終わった。
・時間の融通。これが通信講座の醍醐味だと思うけど、会社に内緒で勉強していた身としては、残業や週末出勤シフトとの兼ね合いや、自分が集中したい時に一気に勉強できるシステムは合っていた。もしかしたらコロナの影響で、大手予備校のオンライン授業も最近は充実してきているかもしれない。

〈悪い点〉
・PDF教材の体裁が整いきっていなかった。噂だけど、問題は中国かどこかの予備校?からきているらしく、例えば一つの単元の中でも問題番号が1543,1689で連番になっていて、問題の本質ではないけど気になった。ちなみに私が受講中に教材の改訂が入り、今は問題番号含む体裁全体が整えてある。
・セクションによって解説レベルにかなりムラ。通信講座は濱口先生の授業音源が聞けるのだけど、選択肢一つ一つじっくり潰していく解説をしてくれる問題もあれば、正しい選択肢と1番ダメな選択肢だけ説明して、あとはサラサラーと流すような解説もあり。SCに関してはそこを解説文でカバーしてくれていたが、RCは文章構造を説明するだけで、問題に対する解説がないものもあってあまり参考にならなかった。
解説の濃密度でいえば、SC>>CR>>>>RCといった感じ。
通信講座は教材のみの配信だけなので、先生への質問等はできない。ここはコスト故だと思うので、自分の状況に合わせた丁寧な説明を所望するのであれば、そういう予備校やサービスを選ぶ必要はあると思う。

<結論>
通信講座ゆえの時間の自由度とコストが私にとってはとても大きかったが、単元説明や問題解説が脳に浸透するのになかなか時間がかかり、振り返ると予備校に行ったりして先生に直接説明してもらったりした方が結果的に時間的ロスが少なかったかもしれない。
ただ問題量が間違いなく多いし、慣れによるスピードアップはGMATの肝だとのでその点は◎、、がやはり濱口塾だけでは不十分だったので、Official Guideやマスアカ(別の記事で後述する予定)などは使用した。
通信講座だけで高得点が狙えるのは、地頭がよく、自分にとってベストな勉強法を理解してPDCA回せるような人なんではないかと思う。他の特徴としては自分でペースメークしないといけないので、そのあたりに自信がない人は先生がペース配分してくれる方が確実に良い。(かくいう私も勉強のペース配分ミスったりした)

というわけで、私は奇跡的に出願に足る点数を取ることができたけれど、GMATは勉強量がそのままスコアに比例するようなテストではないので、特に短期決戦する方は、金銭的に許す限りプロのアドバイス受けたい放題なところで勉強するのことをお勧めする。

次は、GMAT受験全体のスケジュールと、濱口塾以外に活用した教材を紹介したいと思う。

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