【フィギュア】グランプリシリーズを追いかけて

フィギュアスケートのグランプリシリーズが第6戦まで終わり、残すはファイナルのみとなった。ここ最近は週末が来るのが待ち遠しく、とても楽しませてもらっている。

初めてリアルタイムで追って

昨シーズンの今頃は昔の動画ばかり見ていたので、今回初めてリアルタイムでシーズンを追いかけた。それによって、フィギュアの楽しみ方が広がったと感じている。

継続的に見ることで、選手の置かれた状況を想像するようになる。今まではレジェンド級の選手の名演技ばかりだったが、最近は表彰台に乗れなかった選手も興味深く見るようになった。すると、うまくいかない演技にも様々な意味を見出すようになる。選手が抱える課題や、悪いなりに進歩した点などがおぼろげながら感じられる。

今シーズン、結果が出なくて苦しんでいる選手がいる。例えば、ロシアのメドベージェワ選手は先日のフランス杯で初めて表彰台を逃した。かつて無敵を誇った頃からは想像し難いことだが、ルッツジャンプの矯正やスケーティングの見直し、体型変化と闘い、成績を落としている。彼女の前には強い逆風が吹いているが、近い将来に苦労が実を結ぶことを願っている。

このような選手の苦しむ姿は、昨シーズンの私の(過去の名演技ばかり見るような)向き合い方では見過ごしていただろう。また一歩フィギュアスケートの沼に足を踏み入れていくような感じではあるが、今のところ抗うつもりはない。知らなければよかった、などとは思わないからだ。

そもそも何かを「リアルタイムで追いかける」というのは多くの人が当たり前のようにやっていることだと思うが、私は今その良さを噛み締めている。インターネットに触れて以来、私の興味関心は現在進行形の出来事から離れていったので、私にとっては新鮮なことなのだ。要するに私はみんなが知っていることをわざわざ言っているだけである。

余談:
リアルタイムは良いと言っておきながらであるが、私にとって羽生さんを追いかけるのはいささか刺激が強い。だって試合に出るたびに本当にドキドキするんだもん(だもん)。←30代男性


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