【遊戯王MD】1枚初動からエルフの先にリペアジェネクスの出し方3選
こんにちは、radonです。
今回取り上げるのは、新弾で追加された《リペア・ジェネクス・コントローラー》を使ったギミックです。
サーチ効果持ちジェネクス始動で出すことで、さらにサーチャーをサーチして召喚、またサーチャーをサーチして召喚……と連鎖し展開を伸ばせる強力な効果を持っています。
通ってしまえばゲームエンド級の展開も可能です。
ただわかりやすく展開の主軸を担っている分、泡影やヴェーラーを投げられるのがキツく、如何にケアするかが構築のポイントになっています。
紙ではサウラヴィスや半魔導帯域を採用し対象に取れなくする、またマスターデュエルでは対象耐性付与持ちのエルフが生き残っているので、スネークアイギミック等でエルフを先出ししてからジェネクス展開をする等の動きが見受けられました。
どちらにせよ、ケアカード＋ジェネクス、もしくはエルフを出す手段＋ジェネクスの2枚要求になってしまうのが気になったので、今回は1枚初動からエルフ＋ジェネクスを並べる展開を考えて来ました。
エルフでリペアジェネクスへの泡影をケアしたい方、それからスクラップデッキの展開に悩んでいる方にオススメです。
それではどうぞ。
1.はじめに
今回のギミックでできること。
・リサイクラー1枚から、エルフでリペアジェネクスへの泡影ケア
・ウンディーネ1枚から、エルフでリペアジェネクスへの泡影ケア
2.ギミックの紹介
スクラップリサイクラー
1、リサイクラー召喚、ローズニクス墓地へ
2、ローズニクス墓地効果、自身を除外しトークン生成
3、リサイクラー＋トークンでリンク召喚、リンク2ワイバーン
4、ワイバーン①効果、リサイクラー蘇生してそのまま破壊
5、ワイバーン②効果、ゴーレムリクルートし自身を破壊
6、ゴーレム効果、リサイクラー蘇生
7、リサイクラー効果、星冠を墓地へ
8、ゴーレム＋リサイクラーでリンク召喚、リンク2リイヴ
9、リイヴ効果、デッキから継ぐものセット
10、継ぐもの発動、リサイクラー蘇生
11、リサイクラー効果、クラッシャーを墓地へ
12、リイヴ＋リサイクラーでリンク召喚、リンク2エルフ
13、エルフ効果、クラッシャー蘇生
継ぐものからゴーレムを出すと盤面が埋まってしまうので、直接リサイクラーを出すか、リイヴがリンク素材になった時の効果でデッキバウンスして盤面を空けてください。
ハンドによってはあえてゴーレムを残して、展開を伸ばす事もできそうです。
メインデッキに素引きしたくないカードが多いのは難点。一応、ジェットシンクロンの採用で、ローズニクスの代わりに展開しながら手札を切れるようになるのでケアできます。
星冠、継ぐものはギリギリ汎用カードと言えなくもないですが、肝心のリペアジェネクスのリンクマーカーが弱いので相性はそこまでよくないです。
連続サーチの起点になるクラッシャーにアクセスしながら展開するので、1枚初動なのがメリットです。
また、リサイクラーへのアクセス手段が多いのもメリットの一つ。
一方で、そもそもスクラップ展開を止められるのがキツいという問題があるので、ラプターと化石調査からのサーチを共有できるギラザウルスを採用するなど、デッキ構築を工夫する必要がありそうです。
ジェネクスとしてデッキを組むというよりは、スクラップデッキの新しい展開先と言った感覚で組んだ方がいいかもしれません。
ジェネクスウンディーネA
1、ウンディーネ召喚、効果でローズニクスを墓地に送りコントローラーサーチ
2、ローズニクス墓地効果、自身を除外しトークン生成
3、トークン1体でリンク召喚、リンク1スパイダーA
4、スパイダー効果、コントローラー特殊召喚
5、コントローラー1体でリンク召喚、リンク1スパイダーB
6、スパイダー2体でリンク召喚、リンク2クリスタルハート
7、クリスタルハート効果、スパイダー蘇生
8、クリスタルハート＋スパイダーでリンク召喚、リンク2エルフ
ウンディーネを残しながらエルフを出す動き。
ちなみに展開でエルフの蘇生効果を使っていないので、追加でレベル2モンスターが欲しい場面で蘇生効果を使えます。
ジェネクスモンスター始動なので、道中に誘発を貰っても直接リペアジェネクスを出しやすいのは大きなメリットです。
一方で、他にサーチ効果持ちのジェネクスを引けていないと展開を伸ばせませない課題があります。
と言っても、サウラヴィスや半魔導帯域で泡影をケアすると考えると、初動＋ケアカードでどのみち2枚要求なので確率的にはそんなに変わらなそうです。
またデッキに必要なジェネクスコントローラー、ローズニクスが両方とも素引きNGなのもデメリットです。引いてしまった場合割り切ってエルフを出すルートを諦めるか、引かないように2枚ずつ積む必要があります。
一応、ジェネクスコントローラーを2枚積む場合は、リペアジェネクスからウンディーネの効果を使い回せるので、ウンディーネ単体でも展開を伸ばせます。通常のジェネクス構築でもエルフ＋バロネス or リターンゼロ(墓地に水・地・闇)の盤面にはできます。
デッキ全体を見た時に、ジェネクスとしてまとめたデッキにしたいならこちらになりそうです。
既存のジェネクスデッキでウンディーネを3枚積む構築は見ませんでしたが、エルフでケアしながら展開できるとなると新しい選択肢になりそうです。
エルフの代わりにヒートソウルを出して、各種サーチャーを引き込みにいってもしてもいいかもしれないです。エルフの代わりにスプリンドを出すことで能動的にクラッシャーにアクセスできそうです。
スプリンドリンク時にクラッシャー墓地送り、リペアジェネクスリンク時に回収→召喚で、サーチャーの連続召喚に繋がります。
EXを圧迫するとは言えウンディーネ＋バードマンの手札でもサーチャーを絡めた展開をできるようになりました。
EXゾーンが仕事を終えたスプリンドで埋まりますが、ドゥローレンで退かすこともできるので、展開を工夫すればどうにかできそうです。
ジェネクスウンディーネB
1、ウンディーネ召喚、効果でアンコウを墓地に送りコントローラーサーチ
2、アンコウ効果、素早いモンスター2体リクルート
3、素早いモンスター2体でリンク召喚、リンク2エルフ
ウンディーネで素早いアンコウを落とし、素早いモンスター2体をリクルートする動きです。
上記の動きに比べてEXデッキに採用するカードを大幅に減らせますが、メインデッキに素引きしたくないカードが増えるのが難点です。
構築難易度が上がりますが、いっそスプライトに寄せるのも面白いかもしれないです。
1枚初動を取るか、ケアプランのしやすさを取るか、一長一短ですね。
と言ってもリサイクラー、ウンディーネともに、ローズニクスを共有できますし、両方のギミックを採用するのもありだと思います。
3.余談
ヘッジホッグから、クラッシャー＆通常地属性レベル2機械を一緒にリクルートするルートも考えてたんですが、意外にも存在してないんですね。
想定していた動きだとヘッジホッグから引っ張ってきた2体でエルフを出して、エルフでクラッシャーを釣り上げるだけで、エルフ＋ジェネクスの盤面になります。
デッキに通常モンスターが必要ですが、EXの圧迫も少なく動きもシンプルです。
ジェネクス自体、コントローラー＆バードマンのステータスが同じなのでヘッジホッグを共有できるのもポイント。
今後、地属性・レベル2・機械族の通常モンスターが来てくれたら日の目を見そうです。
4.おわりに
と言うわけで、今回はエルフでリペアジェネクスへの誘発をケアする展開を紹介しました。
エルフは単純に抱擁ケアに使うだけでなく、妨害モンスターを捲り札から守れるので、自分のターンで役割終了というわけでないのも強いですね。
エルフを活用できるのはMDの特権なので、紙とはまた違った構築を試せるのは面白いと思います。
ジェネクス自体、研究し甲斐のあるテーマなので色々試したいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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