1800文字のツイート(つまり脳直記事)

「投稿する」とか「ポスト」とか押した後、恥ずかしくなっちゃう。
漫画「めぞん文豪」の安吾くんが「書き続けろ。おまえの駄文は駄文にならない」って言ってたし、
かんそうさまも「恥を捨てろ。心に秋元康を飼え」って言ってたし、
桜小路さまも「文章はもっと個人的でいい🌸」って言ってたから、
そういう方たちのありがたいお言葉を胸に毎回懲りずに書くんですけど、絵でも文でも詩歌でも、みんな毎回ほんとどんな気持ちで人目に晒しているのですか?
わたしは「ウワーーーーーー!!!!ころしてくれ!!!!(恥)(爆発)(不安)(怯え)」ってなります。
じゃあやんなきゃいいのにって思うでしょ?
わたしもそう思います。

絵でも文章でも音楽でも、なにかしらの創作って正気では出来ないのかも。
わたしは文章で言うと、中山可穂さま筆頭に、嶽本野ばらちゃんさま、宮木あや子さん、川野芽生さん、あと吉屋信子、太宰治、谷崎潤一郎……ざっと挙げましたけどこのあたりが好き。
それから、80年代少女漫画のモノローグポエム!
瀟洒な砂糖細工みたいな言葉。
わかるようでわからない少しわかる神秘的な言葉。
修飾語暗喩過多の、言葉のロリータ服みたいなのが好き。
当然それに憧れがあるし、そういう文章を書きたがる。
でもだからと言ってそれができるわけじゃないのですよね。
お菓子食べるのが好きでも、作るのは不向きな人がいるように、本読むのが好きだからって、文章書くのがうまいわけじゃない。
恥を捨て、秋元康を飼い、素直にぽえみーな文章書いてそれを公開した後、結構恥ずかしい……。恥捨てきれてない。
でもこういうのって恥じらった方がサムいじゃないですか。
だから「これがおれのやり方や!」って、さも自信があるかのような顔をしながら投稿するんですが、内心、めっちゃ震えてる。
で、その度に、形態がなんであれ創作、己の内面をさらけ出すのって怖いし恥ずかしいなって思う。
嫌われるかも。こいつなんなんwwって嘲笑されるかも。
でもやめないんだから変態でしかないですよ。
投稿したあと毎回恥ずかしくって床転げているのに。
こんなの正気でやってられない。特に不安も羞恥もなく「書き(描き)ました!いえーーい!!」って投稿できる人間はなんかどっかぶっ飛んでいます。
絶対全員もれなく🤪←この顔。(すみません)
本物の狂人には勝てません。わたしは正気の失い方が足りない。

自信があるふりをしていれば、いつか本物になるの……?
わたしは近代の詩人・中原中也が好きなのですが、彼は伝説の酒乱。
動のコミュ障です。
この人の酒エピ全部漏れなく面白くて大好き。
(でも「父親・中原中也」の話になるとすごい泣きます。つらい)
生前全然評価されていなかったのに、信じられないほど態度がでかく、周りに何を言われようが生涯詩を詠み続けた。
この人の自分を信じるちからほんとにすごいです。
結果、死後ですが評価され、今じゃ国語の教科書にも載ってますし。
本人絶対生きているうちに評価されたかっただろうけども……!!

それくらいの狂いが必要なのか。わたしにも。
酒飲んで投稿するくらいでちょうどいいかも。お酒弱いけど。
というか、そもそも別に筆で生計立てようってんでもないのに、なにをこんなに真剣に悩んでんだって話ですけど、わたし、自分の気持ちを整理するのが好きなんですよね。
なので内省が多い。
それなら個人的なノートにでもとどめておけばいいんだけど、なぜか全世界に発信するのをやめられない。
いよいよド変態ですが多分「ひとりぼっち惑星」なんです。

数年前に流行ったアプリ「ひとりぼっち惑星」をご存知ですか?

「ひとりぼっち惑星」は、平たくいうと必ず誰かには届くメッセージボトルです。自分から発信できるけど誰に届いたかわからないし、誰かからメッセージは届くけど返信は出来ません。
そんなどこかの誰かの、ひとりぼっちの小さい叫びがわたしの星に流れ着き、一瞬交錯しただけの誰かの言葉や物語が、ちょっとだけ支えになっていた時があります。
自分と同じ存在がどこかにいる、そう信じられる、途方もなくたよりない希望。ひとりって淋しいので。

わたしの書く文章は未熟だし、自分に文才があるとも思えない。
いつまで経っても語彙も表現力もなさすぎるだろって悩むし、天才にはなれないし。
ぽえみーだから何言ってるかわかんないだろうなと思うこともある。
でもぽえみーモノローグ砂糖菓子文章大好きだし、「ふり」でも狂い続けていればいつか同じ星の人に出会えるかも。
今回もまた、「投稿する」を押して床転がりますね。

(「投稿する」を押す)
ウワーーーーーー!!!!ころしてくれ!!!!
あわよくば誰かをほんのり笑顔にしてくれ!!!

無害

とっても嬉しい!コーヒー飲ませていただきます☕