ドーピングと陸上競技

サラザールが4年間の資格停止になったようですね。10年程前から気管支拡張剤をラップに使わせてる疑惑ありましたし、特に驚きはないですね。

サラザールのトレーニングはきついらしいですし、ケアなども徹底してる。ケアのための薬もこだわる。勝手な憶測ですが、サラザールはやれることはなんでもやる、そのうちにドーピングと薬剤投与の境界線が曖昧になったのかなと思います。あとはナイキ社のプレッシャーがやばいとか?

話を大きくしますが、私は最近世界陸上をあまり見なくなりました。少なくとも10年前のような情熱はありません。理由はドーピングです。

初めてドーピングの凄さを感じたのはヘルシンキです。そう、あのガトリンです。ヒトってこんなストライドで走れるのかってほど不自然でした。

あの後、ドーピングが発覚したのは全く驚かなかった。ただ、復帰して再び王者になり、まさかいまだに現役メダリストとして君臨するとは。驚きです。ドーピングした人は割と短命なイメージなんで。本当にコーチに騙されただけなのかなーと思ったり。(一度ドーピングでついた筋肉は危険でもあるけど、副作用がなかった場合、薬をやめても、その効果は否定出来ないという意見もあるので、私はいいイメージは持てません。)

タイソンゲイのドーピングもショックでしたね。短距離の後輩が、ラストあんなピッチ上がるのはある意味ガトリンより不自然って言ってたので覚悟はしてましたが。ボルトvsゲイを見ていた時のあの興奮は何だったのか、とても空虚な気持ちになります。

中長距離で割と最近剥奪されたのはキプロプですね。あの細長い手足。速くても納得。エルゲルージの世界記録を破るのはこの選手しかいない、と思ってたら、まさかのEPO。ラムジとかエルバン・アベイレゲッセとか。EPO使ってる人はスピード型じゃなくてもラスト強いんですよね。それまで疲れてないから笑

投擲とかはそんなに詳しくないです。室伏の頃のチホンとかのベラルーシ勢は結構剥奪されてましたよね。跳躍はそんなにいないイメージ。他の種目よりは技術が競技結果に占めるウエイトが大きいのでしょうか。

ドーピングがないから日本国内の陸上が好きです。例え世界と離れていても。ドーピングがないから箱根駅伝が好きです。ドーピングがあるから世界の陸上人気はイマイチ上がらないような気もします。最近は自転車も酷いらしいですね。子供の頃(もちろんドーピングはあったんだけど、よく知らなかった)、純粋な気持ちで世界陸上やオリンピックを見ていた気持ちになれる日は来ないのでしょうか。


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