BGM


悲しいシーンで流れる、"悲しげなBGM"はわかる。


緊迫感のあるシーンで流れる、"緊迫感のあるBGM"もわかる。


それは、そういった感情を想起させる和音の組み合わせや音色のパターンが存在していて、その理論に基づいた作曲が行われているためだろう。
ただし、なぜある音が人に暗い印象を与えるのか、その理由はハッキリとは解明されていない。あるいは、神がそうしたとしか、説明できないのかもしれない。


でもさ...。
じゃあさ...。

お料理してるシーンで流れる、"お料理してるっぽいBGM"があるのって何なの...?


お料理してるっぽいBGMの特徴
・ピアノソロ、あるいはバイオリンソロが主
・明るく、手数の少ないシンプルなメロディー
・BPM120前後の軽快なリズム
・伴奏はスタッカート(音を短く切る)

なぜか、これらの特徴を持った音楽を聴くと、台所でエプロン姿の誰かが野菜をみじん切りする光景を、浮かべずにはいられない。

でも、それってなぜ?

人間はマイナーコードを聴いたら悲壮感や哀愁を覚え、ピアノソロのスタッカートの伴奏を聴いたらお料理を思い浮かべるように、神様がプログラミングして作った存在なの?

全知全能の神様が、
そんなおかしなこと、するはずないよね。



やっぱり神様なんていないんだね。

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