VirtualDesktopがあれば世界中どこからでも自宅のマシンでVR出来る

(追記)Questからの接続方法
Wake on LANで起動した際に、自動的にVirtual Desktop Streamerを起動しない場合は手順が複雑になります。下記①~③です。
①Virtual Desktop Streamerを起動するために、SteamLinkで接続する必要がある。
②SteamLinkで接続するためにはSteamを起動する必要がある。スマホからRemoteDesktop接続し、Steamを起動。(RemoteDesktopでVirtual Desktop Streamerを起動した状態でQuestからVirtual Desktop接続すると、つないだ瞬間に切れてしまう。なので、手順③でSteamLinkで接続してVirtual Desktop Streamerを接続する必要がある)
③スマホからSteamLinkで接続して、Virtual Desktop Streamerを起動、そのままQuestのVirtual Desktopから接続後にスマホのSteamLinkを切断する。

(追記2)WindowsProのOSがない場合で、Virtual Desktop Streamerの常時起動をしない場合、ほかの方法でリモートデスクトップ接続ができる可能性があります。
https://note.com/mtsnrtkhr/n/n888f8d98ee5f

(以下本文)

快適にNeosVRやりたさに、ついにハイスペックデスクトップPCを買ったのはいいけど、モバイルPCと外付けGPUで持ち運べなくなった悔しさが僕をリモートVRの世界へ導いた。
自宅でしか遊べないのはもったいない。

リモートデスクトップはGoogle Desktopがあれば出来るし、登さんのシンテレワークシステムならマルチディスプレイもできるので十分すぎる。
しかし、VRはPCに直接繋がないとできないと思っていた。そんな折にタイミングよく、クラウドゲーミングPCサービスでVRやっているらしいTweetを見て調べてみた。

(世の中では1.5年前にはクラウド上でもやれているのでした。)

結果的にQuest2でSteamVRのゲームをやるのならVirtualDesktopのアプリ(2022/5/25時点でQuest2用は2208円くらい)を買えば家の外からでも実現できた。

今回はiPhoneのテザリングでやったためか、多少接続が不安定だったけれど、検証できたのでみんなも同じように遊べることを願って書きます。
なぜかインターネットには仮想PCで使う記事ばかりだったというのもあるので、もっと広まって欲しい。

構築といっても公式サイトに書いてある通りなんですけどね。

①Quest2のストアでVirtualDesktopを検索して購入するhttps://www.oculus.com/experiences/app/2017050365004772/

②Quest2でソフトを起動する(見つからなければVirtual Desktopで検索)と、Questのユーザ名をデスクトップアプリに入れるようなメッセージが出るので覚えておく。

③VirtualDesktopのサイトでPC Versionと書かれているところから、Download Streamerというボタンをクリックしてソフトをダウンロード&インストール

④ダウンロードしたVirtualDesktop.Streamer.Setup.exeをインストール。標準設定のままでOK(Allow remote connectionsにチェックがついていることを確認)。②で控えたQuest2のユーザ名を入力する。

⑤とりあえず起動して接続を確かめる。Quest2でVirtualDesktopアプリを起動すると、PCの名前が表示されるので、Connectをクリック。すぐにデスクトップ画面が映るはず。もしかするとWindowsのロック画面で、ログインパスワードを求められるかもしれない。PCにSteamVRのソフトを入れてあれば合わせて起動されて、すぐに遊べる状態になる。

⑥自宅の外から接続できる設定をする(インターネット経由の接続)

ここは自宅のルーターで設定が必要。関係ないかもしれないけれど、このタイミングでルーター管理画面に入れなくなった(The CGI process did not produce any response)のでルーターの電源を抜いて再起動した。

⑥-1 PCやiPhoneなど自宅のネットワークに接続している端末のブラウザで192.168.2.1など、ルータの設定画面を開く。管理者IDとパスワード(製品に同梱されている紙に書いてあるはず)を入れてログインする。

⑥-2 WANの設定画面などからUPnPを有効にする(ルーターの製品番号とUPnPで検索すると説明書などが出てくると思います)

画像1
画像2

⑥-3 再度PCがWiFiもしくは有線接続されていることを確かめる。


⑦自宅外のネットワークにQuest2をつなぐ。iPhoneの場合テザリングを有効にする。(設定>インターネット共有>ほかの人の接続を許可)

⑧Quest2でVirtualDesktopのアプリを起動する。コンピュータの名前の下にNot on same networkという表示があるが、勝手に接続が始まり、成功するとConnectボタンが出る。10分近く失敗を繰り返したけど、繋がった。テザリングにはYmobileを使っている。携帯はIPアドレスが頻繁に切り替わるらしいので、それが原因かもしれない。

⑨SteamVRのゲームを起動する。NeosVRでは、自宅内ネットワークの時に比べてFPSが半分の35FPSくらいだった。

ということで、VirtualDesktopさえあれば自宅にあるPCに外出先から接続できて、さらにVRゲームも出来るのでした。NeosVR布教が捗りますね。

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