健康になりたいなと

昨日今日とインスタグラムで、僕の名前入りのハッシュタグでいくつかの写真が公開されている。太ったこと、肌質の急激な劣化を指摘する全うなツッコミもそうだし、自身の写真がタイムライン上にあがりかつご丁寧に#でソートされていく姿を見るに、見栄え良く健康になりたいなということを考える。

健康。
それを願う度に、脳裏にほんのり浮かぶのが、2003年のサマソニのアンコールでRadioheadが歌ったCreep。若い人はピンとこないかもしれないけど、特別な一夜にしか歌わないこの曲のパフォーマンスのなかで、トム・ヨークパイセンは歌詞をこう言い換えている。

ビフォア:I want a perfect body, I want a perfect soul.
アフター:I want a perfect body, so I can look good next to you.


見栄え良く、心身ともに健やかであることはつまり、大事な人絶対忘れたくない人忘れてはいけない人、きっとその誰かの為なんだろうね。

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年末年始は、妹夫妻と生後7ヶ月の可愛すぎる姪が東京に戻ってきていたため、実家でゆっくりと過ごした。身近な人が育児する様子を至近で見るのは初めてだったので、いくつか気づきがあった。厳選した素材によるベビーフードを、毎日の決まった時間で与え、リズムを作るということ。そのルーティンを大事にしながらも、新しいおもちゃ、絵本、訪れる街の風景で五感を刺激し、世界を少しずつ知覚させていくということ。

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会うことがめっきり少なくなってしまった両祖母と、それぞれ時間を作ることも出来た。父方の祖母は87歳。家を引き払い都内近郊の老人ホームで暮らしている。ホームに暮らして3年経つが、会う度に元気になっていて、かつて持病をいくつか抱えていたことが嘘みたいだ。味が薄いやらレパートリーが少ないやらと言いながらも、きっと自身が家で作っていた料理よりも、塩分も少なく健康に気を使ったものを食べているからだろう。帰り道、車を運転する父親が言った。「お袋がもっと健康に気使ってれば、オヤジも長生き出来たんだろうな」。

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「老けてるけど、肌は綺麗だよね」と言われ続けてきたが昨日のエレファントマンのような肌のショッキングな写真を見て、箱買いしていた冷凍ファミ○キなどいくつかの食料を捨てた。今年は食品添加物や酒類を控えて自炊の機会を増やし、何より健康を優先する。健康食品と基礎化粧品も買った。宣言するのは、道を逸れた際に厚かましくも注意してほしいから。

写真は、塩サバとトマト、しめじ、ほうれん草、ミックスビーンズで作った煮込み。

今晩、好きなアーティストの来日公演に行かず、自分だけの時間を優先したことによるご褒美のような料理。写真では毒々しく赤いが、調味時間も短く簡単かつ美味だったので、以後代々受け継いでいこうと思う。

でもやっぱりライブ行けばよかった。



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